【訃報】スパ・フランコルシャンサーキットCEOのマイエ氏が逝去、射殺との報道も – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【訃報】スパ・フランコルシャンサーキットCEOのマイエ氏が逝去、射殺との報道も

©Spa-Francorchamps

ヨーロッパの複数メディアは、現地時間の8月15日未明にベルギー東部のグービーの交番で、女性ふたり、男性ひとりの遺体が発見され、女性のひとりがスパ・フランコルシャン・サーキットのCEO、ナタリー・マイエ氏であったことを伝えた。現状では、もうひとりの女性の夫がふたりを射殺した後に自身も自殺したと見られている。

マイエ氏の訃報をを受けて、同サーキットは公式サイトで以下のとおりに追悼声明を出した。
「スパ・フランコルシャン・サーキットのチームは、CEOであるナタリー・マイエ氏逝去の報を受け、深い悲しみに包まれています。この非常に悲しい日に、スタッフ一同、ナタリー氏のご家族ご友人に心からのお悔やみを申し上げます。このサーキットだけでなく、モーターレーシング界は今日、強い信念を持ち、常に未来を見すえる情熱にあふれた女性を失いました」

サーキットの取締役会会長、メルコール・ワトヘレト氏は「ナタリーのご家族、ご両親、愛する人たち、そしてチームの皆さんに心よりお悔やみ申し上げます。このニュースがどれほどチームを動揺させるかは承知しており、取締役会を代表してサーキットチームのみなさんに心からのお悔やみを申し上げます。今日、私たちは心から尊敬される女性、真のリーダーを失いました。ナタリーはサーキットの顔として、私たちが共有するレースへの情熱を体現してくれました」

スパ・フランコルシャンではこの15日、同国初のWRCとなるシーズン第8戦イープル・ラリーベルギーの最終日の競技が行われており、今月末にはF1グランプリの開催も控えている。

日本のF1グランプリを開催する鈴鹿サーキットを経営するモビリティランドの田中薫代表取締役社長は、鈴鹿サーキットの公式FACEBOOKページで次のように追悼文を発表した。
「この度のナタリー・マイエ氏の訃報に接し、深い悲しみを感じています。友好協定締結をはじめとして、両サーキットの人的文化的交流など、モータースポーツの魅力拡大への強いリーダーシップを発揮してくださいました。これまでの多大なる功績に感謝し、心より哀悼の意を表します」

またFIAも公式サイトで、次のように追悼声明を出している。
「FIAは、ナタリー・マイエ氏の悲劇的な死を知り、悲しみにくれています。ナタリーは、2016年からスパ・フランコルシャン・サーキットの最高責任者を務め、その間、数々のFIA選手権が開催される象徴的なレースコースの大規模な開発を監督していました。モータースポーツ界を代表して、氏のご家族とご友人に哀悼の意を表します」

1970年、フランスのドライバー一家に生まれたマイエ氏は、12歳の時にカートをやることを望んだが、予算がなく断念。英国のロンドン大学で建築を学んだ後、33歳でレーシングスクールに入学。2006年に初めてファンカップで優勝したほか、同年にはロードスターカップで何度もポディウムに上がった後にシリーズ2位に入った。建築家としてのキャリアでも成功を収めはじめ、環境に優しい建築を専門とする事務所を開設。さらに共同で、NASCARウェーレン・ユーロシリーズ‐アメリカンフェスティバルファイナルズとNASCAR WESインターナショナル・サーキット・コンペティション・チームを運営。2016年6月にスパ・フランコルシャン・サーキットのCEOに就任。100年近く経っているこのサーキットに新たなダイナミズムを与え、恐れることなく前進を続けた。

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