WRCサファリ:オジエ「タカに追いつくのは最後まで楽じゃなかった」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCサファリ:オジエ「タカに追いつくのは最後まで楽じゃなかった」デイ3コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第6戦サファリラリー・ケニア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。再び、初日先頭スタートからラフグラベルを制したオジエ。最終日に育成ドライバーの勝田貴元をかわして首位に浮上したが、それを果たすのも容易でなかったと勝田を称賛した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合優勝(↑)
パワーステージ4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「サファリラリーで優勝できて、最高の気分。金曜日にトラブルに見舞われた後は、勝てる可能性が残されているとは思っていなかったが、可能な限り多くのポイントを獲得するため、最後までベストを尽くした。サファリでは何かが起きると思っていたが、実際、その通りになった。金曜日のトラブルの後はとても好調で、すごくいいペースで、マシンも素晴らしかった。両選手権で大きく前進できたので、チームにとって最高に日になった。また、見事な結果を残したタカを祝福したいと思う。彼に追いつくのは、最後まで簡単ではなかった」

■カッレ・ロバンペラ/総合6位(↑)
パワーステージ2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「パワーステージでボーナスポイントを獲得するチャンスを待っていた。そして、とてもいい走りができたと思う。かなりプッシュしたが、ハードタイヤ2本はベストな選択ではなかった。最大ポイントの獲得まであと一歩だったが、それでも4ポイントを獲れて良かった。全体的には困難な週末となり、望んでいた内容ではなかったが、素晴らしい仕事でマシンをいい状態に保ち続けてくれたチームには感謝している」

■エルフィン・エバンス/総合10位(↑)
パワーステージ3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日はボーナスポイント獲得を目指してパワーステージに挑んだが、グリップする場所を見つけながら走るのはとても難しかった。金曜日にミスをしたことで、今回、数ポイントしか獲得できなかったのは残念。それでも、ステージの大部分を走り、将来のためにこのラリーの経験を積めたのはよかったと思う。すぐに気持ちを切り替え、次のエストニアに集中しなくてはならない。チームとセブの優勝に加えて、タカとダンが表彰台に上ったことも本当にうれしい」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■オィット・タナック/総合3位(↑)
パワーステージ1位

Hyundai Motorsport GmbH

「また表彰台に上がり、パワーステージで最大ポイントを獲得できたのは良かったが、チームにとっては今回も厳しい週末となってしまった。このイベントに向けたアプローチとしては、全力の50~60%でドライブすること、ミスをしないこと、そして可能な限りスムーズに走ることだった。金曜日はサファリラリーらしく要求の高いものだったし、今朝もそうだった。感動的なイベントで、金曜日のように一見すると固い路面に見えて実際は柔らかい泥の路面のように、すごくチャレンジングで冒険のようなステージなど、いつもと違う独得な道を走るのは楽しかった。ティエリーは、今週はうまくいかなくて残念だった。次はエストニアで自分の母国ラリーだから、楽しみにしている」

■ダニ・ソルド/総合12位(↑)
パワーステージ5位

Hyundai Motorsport GmbH

「自分たちとしては、あまりいい週末とは言えないね。初日にトラブルが発生して、その時点で好成績を残す可能性をすべて失ってしまった。そのあとはティエリーとオィットがポイントを獲得してくれることを期待していたが、残念ながら簡単にはいかなかった。チームとしては厳しい時期が続いているが、状況は変わっていくはずだ。一丸となってこの状況を乗り越え、より強くなって戻ってきたい」

■ティエリー・ヌービル/SS14でラリーリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「自分だけでなく、チームとしてもすごく落胆している。3戦連続でラリーをリードしていながらリタイアするという厳しい状況だ。超低速コーナーを抜ける時に、突然、出口でマシンの何かが壊れた感じがした。せめてステージをフィニッシュしようとしたが、調べたらダンパーが破損していたことが分かったので、そこでストップするしかなかった。厳しいイベントになることは分かっていたが、そのために準備をしてきたし、メカニックをはじめ全員スタッフ、そしてマルティンと自分はマシンのなかで、しっかり仕事をしていた。この週末は楽しかったし、すごくおもしろかった。マシンは快適だったし、速さもあって、イベントを通してスピードはコントロールしていたから、ポジティブな要素はたくさんあった。モチベーションは依然として高く持っているし、今回は運に見放されただけ。チームとして仕切り直して解決策を見つけ、もっと強くなって戻ってくるよ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合4位(↑)

M-SPORT

「全体的にすごくいいラリーだった。4位と5位はチームにとって素晴らしい結果で、ポイントを獲得することができた。昨日は雨でツイてなかった局面もあったが、今週末はアドリアンとフェアにいいバトルができた。やっぱり、コース上のバトルで勝ちたいし、4位は素晴らしい気分だが、次のラリーではアドリアンのペナルティがない状態で勝ちたいと思っている。前回のポルトガルでも今回のような接戦となり自分が優位に立ったが、今回は彼の番だった。少なくともタイムの上ではね! とはいえ、4位でフィニッシュしたのはチームにとって最高の結果だし、ここからはエストニアに向けて集中していく」

■アドリアン・フルモー/総合5位(↑)

M-SPORT

「今朝の戦略はマシンをフィニッシュさせることだけだった。サファリラリーは自分のキャリアの中でも最も素晴らしい経験だったと言えるし、本当に最高の冒険だった。この国では本当にクレイジーなことが時々起こるんだ。特にリエゾンでは、昨日はホテルに戻る途中で90分以上も完全に足止めをくらってしまった。でもすごい冒険だったし、歓迎してくれている気持ちは驚くほどで、気に入ったよ。最終日にはこのイベントで最も厳しい岩場のステージがあったが、同時に最も美しかった。山々の中を走り抜けるうちに、たくさんの素晴らしい野生動物を目にしたし、映像を見るのが待ち切れないよ。今日はあまり楽しむ時間がなかったが、レッキでは猿やシマウマ、キリンなど、本当にあらゆる動物がいた。タイムペナルティがあったにも関わらず、フォード・フィエスタWRCでのグラベル2戦目のイベントでステージウインを1本獲ることができたのは信じられない気分だし、いつまでも忘れられない思い出になると思う。ガスの4位を祝福するとともに、チームのみんなに感謝しているし、アフリカにも感謝している」

RALLY PLUS