WRCサルディニア:ヌービル「限界まで攻めているがパフォーマンスにつながらない」デイ2コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:ヌービル「限界まで攻めているがパフォーマンスにつながらない」デイ2コメント集

©Hyundai Motorsport GmbH

WRC第5戦サルディニア、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。絶対優勝指令のもとに過去戦績のいいイタリアを迎えたヒュンダイ勢だったが、首位を快走していたタナック、イベント3連覇がかかるソルドが立て続けに痛恨のデイリタイア。チーム最上位につけているヌービルもポディウム圏内には入ってはいるものの、限界のアタックを続けながらもうまく噛み合わないもどかしさを吐露した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合首位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「ここまでは自分たちにとっては完璧な週末。昨日はとても強く戦えたし、今日もやるべきことはすべてやった。午前はとてもペースが安定していたし、みんなとは少し違うタイヤ選択をしたこともいい方向に働いたと思う。自分の力だけで首位に上がるチャンスはなかったが、それでもいまはこのポジションにいる。午後は好調でライバルとの差を広げることもできた。これで明日はより手堅い走りができるようになる。新ステージがあるので、最後まで集中力を維持して仕事をやり遂げなければならない」

■エルフィン・エバンス/総合2位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「昨日から大きく前進できた1日だった。困難な状況に対応するために必死に努力しなくてはならなかったが、今はマシンにとても満足できるポイントをつかんだ。今日のステージは難しく、アクシデントに見舞われたライバルもいたが、自分たちはペースがよかったので総合2番手に浮上することができた。明日もベストを尽くさなくてはならない。新しいステージもありチャレンジングになると思うが、楽しみにしている」

■カッレ・ロバンペラ/総合29位(↑)

Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

「今朝のように、すぐにまたマシンに戻れたことはよかったし、走行順2番手でこのコンディションを走行したことは経験としていい勉強になった。路面が少し湿っていたので砂利掻きをあまりせずに済んだから、とても楽しめた。午後はトリッキーなステージが多く、砂利掻きが増えたので大変になった。明日は、パワーステージでポイントを獲得することを目指す。新しくてトリッキーなステージだが、自分たちがどこまでできるか楽しみだ」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合3位(↑)
「2番手のエバンスとのギャップは、かなり大きい。差を詰めようと挑んだステージもあったが、思うような速さが出せなかった。セッティングやダンパー、いろいろ変更も試したが、思うような結果は得られなかった。限界まで攻めている感触はあるのにパフォーマンスを出すのに苦戦している。精一杯のことをしたが、明日は自分たちの最もハードな走りで挑み、今回どこまでまとめ切れるか結果を待つしかない」

■ダニ・ソルド/SS15でデイリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「2日目は思うとおりにはいかなかった。2位争いに絡んでいたが、最後から2本目でリタイアを余儀なくされた。道のアウト側の石にヒットした。レッキの時には見かけなかった石だ。自分たちにとってだけでなく、チーム全体としても本当に残念だ。でも、ラリーではこんな時もあるし、それが今回起きたということ。今は、明日のパワーステージでどこまでポイントを獲れるかに専念していく」

■オィット・タナック/SS12でデイリタイア
*コメントなし

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合31位(↑)
「午前中は順調だった。マシンのセッティングがどんどんよくなり、かなり走りやすさを感じだ。自分たちとしてはとてもいい1日になっている感じがしていたし、ライバルともよりコンペティティブに戦えるようになった手応えがあったのでとてもうれしいし、明日もこの調子を続けていきたい。もちろん、別のトラブルでこの勢いを止められてしまったのはすごく悔しいが、今回のイベントの滑り出しから今のペースがここまで上がっていることを考えれば、明日、もっと走りを重ねることがとにかく楽しみ」

■テーム・スニネン/総合35位(↑)
「かなりトリッキーだった。それほどスリッパリーでもグラベルも多くないステージもあったが、ほかのステージはよりハードだった。2回目の走行時でも、もっとグラベルが掃けているかと期待していたが、タイムの出るラインはとても狭くて、ラインを外してマシンにダメージを与えることを考えたら、リスクを負う走りをするのは難しかった。自分のドライビングスタイルも工夫して、自分が出せるレベルのパフォーマンスを取り戻すためにいろいろやってみた。今シーズンのうちにフォード・フィエスタをWRCのポディウムに上げることが自分のターゲットなので、今回のように走行距離を重ねた経験は、シーズン後半のパフォーマンスに活かすことができるはずだ」



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