ルノー・クリオ・ラリー4がタルガ・フローリオで実戦デビュー – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ルノー・クリオ・ラリー4がタルガ・フローリオで実戦デビュー

©Renault Sport Racing

ルノー・クリオ・ラリー4が、イタリアのシチリア島で開催されたタルガ・フローリオで実戦デビューを飾った。この最新モデルを設計したビリー・シャティヨンとディエップ拠点のルノーは、初の実戦にパオロ・アンドレウッチとHKレーシングにステアリングを託した。

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実戦デビューに先駆けて5月4日と5日にシチリアで2日間のテストが行われ、イタリア国内戦タイトルを11回獲得しているベテランのアンドレウッチとコ・ドライバーのフランチェスコ・ピネリが初めてクリオ・ラリー4の走行に臨んだ。テストでは、ドライとウエットの両コンディションで338kmを走り込み、今回のイベントや今後に向けてのクリオ・ラリー4のセッティングを模索した。

タルガ・フローリオは7日金曜日に開幕。この日のステージは1本のみの走行となった。ここで首位に立ったアンドレウッチが駆るクリオ・ラリー4は、翌日朝のSS2でもベストタイムをマーク。アンドレウッチは2WDマシン勢の最速タイムを連発したが、SS4で軽く接触したことで30秒近くのロスを喫した。ラリー自体をフルスケールのテストとして経験を積むことに活用したクルーは、2回のサービスの間にセッティング作業を続けた一方で、順位争いも演じたが、マウントの不具合でパワーが低下したために、SS8でリタイアとなった。

厳しい結果とはなったが、クリオ・ラリー4の走りはコンペティターにも、ルノーのカスタマーレーシング部門から登場した新モデルを見ようと集まったスペクテイターにも強い印象を残した。

アンドレウッチは「今回のタルガ・フローリオは、ほかの多くのイベントと比べ性格が非常に多彩。このラリーをクリオ・ラリー4のデビュー戦として選んだことは“厳しい”開発作業に挑むことで、スタートから勢いづけていきたいという情熱の証だ」と語る。
「セッティングを変更したり調整するたびに新しい感触を得られたのは、シャシーの出来が素晴らしいことを裏付けるもの。ウエット路面も含む2日間のテストで選択肢を模索すことができた。デビュー戦では苦いサプライズを味わうこともあるが、クリオ・ラリー4のポテンシャルは証明され、パフォーマンスがあることを示すことができたと思う」

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ルノーのカスタマーレーシング・ディレクター、ブノワ・ノジェは「クリオ・ラリー4は、我々が設計や開発段階から感じてきたポテンシャルをデビュー戦から見事に披露してみせた」と一定の満足を見せた。
「クリオ・ラリー4は初ラリーで部門首位に立ち、一時は2WDクラスもリードした。あの接触と最終ループでのトラブルで好結果は逃したが、冒険は始まったばかり。これから、さらにポテンシャルが発揮されることが、今から楽しみで仕方がないよ!」

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なお、このイベントでは、クリオ・トロフィー・イタリアの第2戦も併催され、クリオ・ラリー5勢が激戦を展開。最初の4SSそれぞれで異なる4人が首位に立ったが、デイビッド・ニチェリ/ティチアーノ・ピエリ組が1.7秒の僅差でジョバンニ・マルコ・ランザルコ/アンドニオ・マルチア組を退けた。

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