ケン・ブロックがスバルWRX STIでARAに参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ケン・ブロックがスバルWRX STIでARAに参戦

©subaru.com/rally

フーニガン・レーシング・ディビジョンと米国の人気ドライバー、ケン・ブロックは、スバル・モータースポーツUSAから2021年のアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)にスバルWRX STIで参戦することを発表した。チームメイトのトラビス・パストラーナ、ブランドン・セメナックとともに、今季のARAを戦う。コ・ドライバーはアレックス・ゲルソミーノが務め、初戦は4月24〜15日のオリンパスラリーとなる。

「今年、フルタイムでラリーマシンに復帰すること、そして再びスバルに乗ることは本当にうれしい。最高のシンメトリーだよ!」とブロック。
「フルで選手権を戦うのは2013年以来となるし、新世代のWRX STIに慣れるまで時間はかかると思うが、テストでのフィーリングは自分好みだったし、オリンパスのステージを走ることが待ち切れない! トラビスと自分は長い間ライバル同士だったし、先月の100エーカーウッドでもいいバトルができたので、同じマシンで真っ向対決に臨むのは最高だ。いい戦いになると思うよ」

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スバルとブロックとのつながりは05年にまでさかのぼり、DCシューズの共同創設者として、スノードリフトラリーにインプレッサWRX STIでラリーデビューを果たしたことから始まる。ブロックは初めてのラリーで総合4位に食い込み、同年のSCCAプロラリー・ルーキーオブザイヤーを授賞した。09年もチームメイトのパストラーナとともにスバル・ラリーチームUSAから参戦し、米国国内戦で10勝をマーク。Xゲームではメダルをふたつ獲得したほか、ラリーアメリカのドライバーズ選手権はポディウムに3回上がった。この間、07年にはWRCデビューも果たし、グループN仕様のインプレッサWRX STIでメキシコとニュージーランドに参戦している。

競技での活躍に加え、スバルのマシンでオリジナルのジムカーナ動画を公開。4年間続いているこのシリーズは、好評を博している。530馬力の2006年型WRX STIを使ったオリジナルのジムカーナレッスン動画は多くのアクセスを集め、その後、2008年WRX STIハッチバックを使ったジムカーナTWO、ジムカーナ2.1も公開している。

ブロックは2010年に国際ラリーおよびラリークロスの第一線を退いたが、2020年、フーニガンのトップであるブロックとスバルはジムカーナで再びつながり、スバルが製作動画のフランチャイズとして再びブロックのフーニガン・メディアに依頼。長年の友人でありライバルであるトラビス・パストラーナを起用した動画を製作した。このふたりは今後、10年を経て再び、同じマシンでラリーでの勝利を争うことになる。また、パストラーナのコ・ドライバーであるリアノン・ゲルソミーノは、ブロックのコ・ドライバー、アレックスと、コ・ドライバーズ選手権で夫婦対決に挑むことになる。

オリンパスラリーの後、ARAは6月にサザンオハイオ・フォレストラリーを迎える。ブロックはスケジュールが埋まっていたオレゴン・トレイルラリー以外の今季の残り全戦に参戦する。

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