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第11戦スペインがオールターマックに。勝田貴元のコ・ドライバーを務めるバリットはこの方針を支持

©TOYOTA / McKlein

第11戦スペインは、コストを削減するために路面をターマックのみとすることを発表した。スペインは2010年以来、初日をグラベル、残り2日間をターマックという路面をミックスした構成を続けてきたが、近年コンペティターの間では、この構成に対して不満が高まっていた。両路面のテストを行わなくてはならないこと、初日の最終サービスでマシンをターマック使用にコンバートするために最善のセッティングを決めるために通常以上にスペアパーツを持ち込まなくてはならないことなどがその理由だ。

ラリースペインは例年、英国やアイルランドからも多くの参戦を集めるほか、ファンも多く観戦に訪れる。しかし、今季は観客を入れての開催が行えるかどうかは不透明だ。今年のラリースペインは、バルセロナ南部のコスタドラダのサロウを拠点に、10月14〜17日に開催される。

勝田貴元のコ・ドライバーを務めるダン・バリットは、今回の決定について支持を表明した。
「準備の点では少し楽になる。ターマックのテストだけ行えばいいということになるからね」とバリット。

「初日にグラベルのステージを走行した後で、ターマックのスタイルへの走行に気持ちを切り替えることは、ドライバーにとっては簡単なことではない。もちろん、対応できるだけのスキルは全員が持っているが、グラベルとターマックでの差が大きいことは言うまでもない。それに、チームにとってはコストも余計にかかる。でも、オールターマックになることで一番いいのは、長年、グラベルとのミックスイベントで行われてきたから、今年はしばらく使っていなかったステージを走ることになる点だ。ステージは素晴らしいしスムーズで、コ・ドライバーにとってもすごく楽しめる」
(Graham Lister)



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