ダカール2021:2度目の総合優勝を目指すトヨタ、ハイラックスにはGRヤリスの技術も投入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2021:2度目の総合優勝を目指すトヨタ、ハイラックスにはGRヤリスの技術も投入

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racingは、1月3日からサウジアラビアで開催されるダカールラリー2021年大会で、2019年以来2度目の総合優勝を目指して挑む。2020年、タイヤのトラブルに悩まされた課題を克服するため、4台のトヨタ・ハイラックスにはGRヤリス用に開発されたタイヤ空気圧センサーも採用しているという。
(以下、チームリリース)


TOYOTA GAZOO Racingは、2度目の総合優勝を目指し、1月3日(日)より開催されるダカールラリー2021に挑戦します。

チームはこの1年、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりによりトレーニングやテストが制限される厳しい状況の中で、健康と安全を考慮した上でラリーレイド仕様の新型ハイラックスの開発を続けてきました。ダカールラリーへ向けた新型ハイラックスのシェイクダウンのために、FIAクロスカントリー・バハ・ワールドカップの最終ラウンドとなるバハ・ハイールのダブルヘッダー戦に、ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組と共に参戦しました。アル-アティヤは、第1ラウンドから勝利をかけてライバルのカルロス・サインツと超接近戦を展開しましたが、惜しくもアル-アティヤは第2ラウンドでレース後に科されたペナルティにより勝利を逃し、ワールドカップのタイトル獲得もなりませんでした。

しかしながら、ダカールラリー2021の準備として、国際的なイベントにはわずか2戦しか出場しなかったにもかかわらず、新型ハイラックスはその速さと信頼性を証明して見せました。これまでのダカールラリー参戦で培われてきたハイラックスの進化は、2019年に優勝した車両をさらに磨き上げたもので、多くのパーツが改良されています。サスペンションは徹底的に見直され、新調された排気系によって、LEXUS RC F用の自然吸気V8エンジンのトルクカーブは低速からパワフルなものへと強化されています。

TOYOTA GAZOO Racingはダカールラリー2020で、毎日のようにタイヤのトラブルに悩まされました。これを踏まえ、新しく開発したGRヤリス用のタイヤ空気圧センサーをハイラックスにも採用しました。市販車両の技術をラリー専用車に適用するというのは通常とは逆の技術移転ですが、白熱した競技における限界までのテストが期待されています。また、チームはパートナーであるモチュールと共に、このセンサー用の電子制御開発も行いました。

TOYOTA GAZOO Racingはダカールラリー2021に、経験豊富なベテランと、将来有望なニューフェイスによる4台のハイラックスで挑みます。2019年にハイラックスに初勝利をもたらしたアル-アティヤ/ボーメル組と、ジニエル・ド・ヴィリエール/アレックス・ハロ組のベテランがトヨタにとっての2度目のダカール制覇を狙います。そしてチームに新たに加わったのは、直近の2年、南アフリカクロスカントリー選手権でチャンピオンに輝いたヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組。ラテガンは2014年に2輪バイク部門でダカールに出場し、マーレ・モトクラスで2位入賞を果たしており、今回のラリーへの復帰を楽しみにしています。また、元南アフリカチャンピオンで、2度目のダカールラリーとなるシャミア・ヴァリアワが、複数の南アフリカチャンピオン経験を持つデニス・マーフィと組んで4台目のハイラックスをドライブします。

ダカールラリー2021は、昨年に引き続き、サウジアラビアのみを舞台として競われます。1月3日(日)にジェッダをスタートし、サウジアラビアを反時計回りに巡るルートで、ジェッダからビシャへと南下。そこからワディ・アル・ダワシールでのステージを戦い、北東へと進路を変えて首都リヤドに入ります。さらに2日間の戦いを経て、1月9日(土)にハイールで休息日となります。後半戦はサカカへと北上したあと西へと進路を変え、2日間のステージを経て、未来都市ネオムへ。最後は南へ向かい、アル・ウラとヤンブを経由して1月15日(金)にジェッダでフィニッシュを迎えます。
*2019年ハイラックスでトヨタ初の総合優勝達成

チーム代表 グリン・ホール:
今回のダカールラリー2021は、例年にない特別なイベントです。混乱の中で過ぎた2020年と、今なお進行中の新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりにより、ラリーそのものの開催が疑問視されたこともありました。国際的なラリーイベントが次々と中止になる中でも、我々はダカールへの挑戦のためにハイラックスの開発を続けてきました。そして今、ダカールラリーのスタートを明日に控え、この場にいられることを本当に誇りに思っており、また、TOYOTA GAZOO Racingと共に、再びダカールを制覇出来る車両に仕上がっていると確信しています。我々の最大のライバルであるカルロス・サインツによるコメントは非常に励みになりました。彼はハイラックスを強力なライバルだと評価しており、我々もハイラックスと共に限界までプッシュを続けて、良いバトルができると思っています。

ナッサー・アル-アティヤ(No.301):

TOYOTA


ダカールラリー2021へ向けての、車両の準備や開発において、多くの困難に直面し、ここまで来るのがとても大変だったということは分かっています。しかし、バハ・ハイール戦ではハイラックスが本当に速く、信頼性も高いことを確認しました。ラリー本番が楽しみですし、TOYOTA GAZOO Racingに再びタイトルをもたらすべく、ベストを尽くします。

ジニエル・ド・ヴィリエール(No.304):
ダカールラリー2020で、サウジアラビアが開催国として絶好の舞台であること、そしてここで勝つのは容易ではないということが分かりました。我々は前回のラリーでの教訓を踏まえて、来るダカールラリー2021へ向けて懸命に準備を重ねて来ました。我々のハイラックスが最高の車両だという自信はありますし、TOYOTA GAZOO Racingのために好結果を目指しプッシュしていきます。

ヘンク・ラテガン(No.332):
ダカールラリーのスタートが近づくにつれ、様々な感情が湧いてきています。世界で最も過酷なレースへ挑むことに緊張しますが、ハイラックスが非常に速く、信頼性が高いことも知っています。南アフリカ選手権で磨いてきたスピードをダカールラリーのステージで、TOYOTA GAZOO Racingのために発揮できるよう頑張ります。

シャミア・ヴァリアワ(No.330):
最新型のハイラックスは信じられないほど速く、信頼性も高い車両だということを示してくれました。私が以前ダカールラリーに挑戦したときの舞台は南米だったので、初めてのサウジアラビアの砂丘に、TOYOTA GAZOO Racingの一員として挑戦するのが待ち遠しいです。これまで何度かハイラックスでレースを戦う幸運に恵まれて、どんなコンディションでも自信はあります。まずは最初のステージを走り切ることです。

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