ヒュンダイとMスポーツ「2021年のラインナップ確定は急がない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイとMスポーツ「2021年のラインナップ確定は急がない」

©Hyundai Motorsport GmbH

2021年のWRC参戦に関して、ドライバーズラインナップがまだ固まっていないヒュンダイ・モータースポーツとMスポーツ・フォードだが、プラン確定には時間をかける姿勢をみせている。

ヒュンダイは、オィット・タナックとティエリー・ヌービルが2021年もワークスドライバーとしてチームに留まる契約を残している。一方、i20クーペWRCを駆るサードカーのドライバーに関しては、ダニ・ソルドは10月のラリーサルディニアでイベント連覇を果たした貢献もありスポット起用の継続が確実視されているものの、チームとしては年間を通じてのサードドライバー起用プランはまだ決定していない。

2シーズンにわたってスポットドライバーとして参戦していたセバスチャン・ローブがチームを離れたことから、クレイグ・ブリーンの可能性が広がったようにも見られるが、チーム代表のアンドレア・アダモはそれを視野に入れたプランを立てることになるわけでもなさそうだ。
「今は、別のことを考えている」とアダモ。
「サードカーのプランについては、そのうちに話すよ。いつ? モンテカルロよりも前だね…」

Mスポーツ・フォードのマネージングディレクター、マルコム・ウィルソンも同様の姿勢を見せている。チームを牽引するエサペッカ・ラッピとテーム・スニネンとの契約は今シーズンまでとなっているが、ウィルソンは来シーズン誰がフィエスタのステアリングを握るのかについて語ることはなかった。

「ドライバーの決定は急がない」とウィルソン。
「今は、たくさんのことを進行させている。最も焦点においているのは2022年のレギュレーション変更だが、来年についても我々にとっては重要なことのひとつだ」

「マシンは今後、アップグレードを控えているし、来季からのエンジンスペックは言うまでもなく、(2022年の)新しいホモロゲーションに向けて運用していくことになる。もちろん、来季もコンペティティブに戦いたいが、どのドライバーとも一切、何も話し合いを持っていないんだ。正直なところ、自分がいま専念していることは、現在の危機的な状況の中で会社を回していくことだね」

Jarek Joepera / Red Bull Content Pool

なお、Mスポーツ・フォードのサードドライバー、ガス・グリーンスミスも、チーム残留に向けて交渉を進めている模様だ。

トヨタは11月19日、セバスチャン・オジエが1年の契約更新に署名。エルフィン・エバンスとカッレ・ロバンペラは、2021年末まで契約が残っている。



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