フィエスタ・ラリー3発表、11月16日から予約開始 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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フィエスタ・ラリー3発表、11月16日から予約開始

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Mスポーツは、FIAが構築するラリーカーのヒエラルキーでこれまで空白だったラリー3の最初のモデルとなるフォード・フィエスタ・ラリー3を公式に発表した。

ラリー3は国内選手権、FIA地域選手権、WRCで使用できる4WDマシンの最初のステップとして、入手しやすく手ごろな価格で競技者に提供するために創設された。

フィエスタ・ラリー3によって、Mスポーツはまた新しい時代を迎えることになる。自社のラインナップにラリー3マシンを加えることで、FIAのラリーヒエラルキーのすべてのモデルを提供する初の、そして現状唯一のマニュファクチャラーとなるからだ。このコスト効率の高いフィエスタ・ラリー3の設計と開発は、ポーランドのクラクフにあるMスポーツ・ポーランドで行われた。

フィエスタ・ラリー3は現在、ヨーロッパ中の様々な路面やコンディションで集中的に開発プログラムを進めており、世界クラスのドライバーたちが交互にドライビングを担当している。他の追随を許さない信頼性を確立させるため、明確な目標と基準を設定したという。気になるFIA公認の取得時期は、2021年3月1日を予定しているという。

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車両価格は9万9999ユーロ(約1240万円、税抜、登録費用は含まない)。ラリー3カテゴリーは競技者からの高い人気が見込まれていることからクラクフではすでに生産が開始されており、最初の注文の前金入金を11月16日から受け付ける。これによりカスタマーは、ホモロゲーションを取得した日にフィエスタ・ラリー3の供給を受けることができるようになり、2021年シーズンから始まるラリー3選手権に参戦してくると見られている。

顧客からの問い合わせは: Rally3CarSales@m-sport.co.uk まで。

1.5リッターのエコブーストエンジンを搭載するフィエスタ・ラリー3は、独特のサウンドに加え、ボンネットのベントとリヤウイングによりアグレッシブな外観を兼ね備えている。車重は1210kgで、出力は215BHP、トルクは400Nm。トランスミッションは5速シーケンシャルを備える。時速100kmにわずか5秒で到達し、トップスピードは時速185km。4WDマシンで活動したいと考える次世代のラリードライバーにとって、移行するステップとして完璧な形となっている。タイヤは、ターマック用が17インチ、グラベル用は15インチのリムを使用し、フロントとリヤに3WAYダンパーを採用している。

Mスポーツにとって、ラリー3の暫定レギュレーションが整い次第、いち早くフェイスタ・ラリー3の開発に着手することは重要なことであり、世界中のドライバーをグラスルーツから世界の舞台で活躍できるようにすることが使命であるとしている。

Mスポーツ・ポーランドのディレクター、マチェク・ボダは「フィエスタ・ラリー3の進捗に、非常に満足している」とコメント。
「この開発マシンを見るたびに、チーム全体が絶え間なく、2020年を通してこの画期的なマシンへの作業を続けていることを非常に誇りに思う。誰にとっても非常に難しい1年となっている中、クラクフのチームはフィエスタ・ラリー3の設計や開発に全身全霊を傾けてきた。ここまで、このプロジェクトに協力してくれたみなさんに、心からの称賛と感謝を贈りたい」

「フィエスタ・ラリー3への全力投球は、次世代のドライバーにあらゆる機会を提供していくというMスポーツの存在意義のすべてを体現している。このフィエスタ・ラリー3は、既存のどのマシンに代わるものではなく、ラリーの空白となったエリアを埋めるまったく新しいコンセプトのもとに開発された。2WDから4WDにステップアップするための競技者にとって完璧な足場となり、どんなドライバーにとっても壮大なステップとなる4WDマシンを操るためのスキルを学ぶための絶好のマシンだ。ラリー3のコンセプトについて話が挙がった当初から、我々はこのカテゴリーのポテンシャルに関して非常に盛り上がっていた。コストキャップは我々にとって大変こだわった部分。9万9999ユーロは、4WDマシンでの競技を始めるドライバー、特に世界中の国内戦、FIA地域戦で戦う競技者のためのエントリーレベルの4WDだ」

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