2020年APRCはフェードアウトでシリーズキャンセルに – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2020年APRCはフェードアウトでシリーズキャンセルに

©APSM.tv / Geoff Ridder

2020年のAPRCは開幕戦以降キャンセルが相次ぎ、アジアカップのチャイナラリー龍遊、パシフィックカップ兼タイトル決戦となるファイナルのコフスハーバーラリー(オーストラリア)のみが予定されていた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、ファイナルの進出には各国のASNからの推薦を認める対策も示されていた。

しかし、10月16〜18日に予定されていたチャイナラリーは、パンデミックの影響で各国間の移動が不透明なまま動きが取れなかったのか、公式な通知や関連書類の発行がないまま、フェードアウト。さらに、RALLY PLUSの問いに対してシリーズメディアは「今季予定されていたイベントは全戦キャンセルとなり、タイトルを与えることもできなくなった」と答えている。

一方FIAのラリー部会は、2021年のAPRCに関して「2020年に通常の開催を行うことができなかったことから、2021年のAPRCファイナルの開催地には、2020年に予定されていたコフスハーバーを留保する」と発表している。APRCでは、シーズン最終のファイナルでタイトルを決定する方式を採用して以来、ファイナルの開催地にはパシフィック地域とアジア地域を隔年で設定するとしていた。

しかし、当のAPRCシリーズメディアの方では「各国間の往来が開かれていない現状、2021年のことは何も見通しは立っていない」としている。

なお、2020年のAPRCの状況について、シリーズから外部に対しての発信は行われてはいないが、各主催者に対しては「2021年、また気持ちを新たにシリーズを盛りあげていこう」という趣旨の通達が配信されているという。



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