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2021年WRC第2戦スウェーデン、雪を求めて開催エリアを北部に移動

©Toyota Gazoo Racing WRT

今季は雪不足によりルートを大幅に短縮して開催されたWRCラリースウェーデン。主催者は同じような事態になることを避けるため、2021年はエリアをさらに北部に移して開催されることになった。今年のイベントはトヨタのエルフィン・エバンスが制したが、天候が温暖でステージ上の雪や氷が少なく、予定されていた約300kmのうち走行が行われたのは約149kmほどだった。

2021年は、さらに北上したバルムランド地方に移動。さらに、冬らしい天候がより確保されるダラーナ地方も使用する予定だという。新たにステージは4本が設定され、アイテナリーの92%が新設か、これまでは部分的に使用された区間になるという。一方で、オープニングセレモニーの会場はカールスタッドのままとなり、今年は天候により削除されたカールスタッドのスーパーSSも競技ステージとして設定を目指したいとしている。

ラリースウェーデンのCEO、グレン・オルッソンは「前回は悪夢のような天候だったため、なんとしても再び素晴らしいウインターラリーを開催したい」と意気込みを語る。
「開催地を北上させることで雪の問題は安心できるし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況に関しても、この数カ月の間に開催できる方向で進んでくれることを期待している」

なお、スウェーデンの名物ステージ、バルガセンとコリンズ・クレストは予定に含まれているという。2021年のラリースウェーデンは、2月11〜14日の開催を予定している。
(Graham Lister)



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