WRCイタリア:WRC2はポンタス・ティデマンドが選手権リードを拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:WRC2はポンタス・ティデマンドが選手権リードを拡大

©SKODA AUTO

WRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)、WRC2部門はリスクを抑えて波乱の戦いを走り切ったポンタス・ティデマンドが優勝を飾った。

サルディニア島に初めて訪れたというスウェーデンのティデマンドは、金曜日の終盤に部門首位に立つと、トラブルに見舞われるライバルを尻目に最後までこのリードを堅守。2番手につけるオーレ・クリスチャン・ベイビー(ヒュンダイi20 R5)に28.8秒のギャップを築いて最終ステージをフィニッシュしたティデマンドは、選手権でもリードを18ポイントに広げて残り2戦を迎えることになる。

「本当にハッピー。週末を通してここの道を初めてR5マシンで走るのは簡単ではなかったが、安全な戦略を立ててそれを遂行した。選手権争いのうえでも、とてもいい結果だ」とティデマンド。

一方、部門2位でフィニッシュしたベイビーは順風満帆とはいかず、ラリー中は3回のパンクに加えダンパーの破損にも見舞われ、無事にフィニッシュを迎えられたことに安堵を見せた。

3位はシュコダのエイビン・ブリニルドセン、PHスポールから参戦したマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 R5)は4位フィニッシュとなった。ラリー最終日に33回目の誕生日を迎えたオストベルグだったが、金曜日にリヤ駆動のみとなったことで5分以上をロス。その後、ステージウインを10本獲得する猛追を見せたが、ロスしたタイムは取り戻すには大きすぎ、首位に2分以上遅れのフィニッシュとなった。

Mスポーツ・フォードのアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタR5 MkII)は順調な滑り出しを見せていたが、土曜日午後にメカニカルトラブルによりリタイア。急成長中のロシアの若手、ニコライ・グリアジン(i20 R5)も同じくメカニカルトラブルを喫して戦線を離脱している。

WRCイタリア・サルディニア WRC2最終結果
1 P.ティデマンド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 2:51:58.4
2 O.ベイビー(ヒュンダイi20 R5) +28.8
3 E.ブリニルドセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +49.7
4 M.オストベルグ(シトロエンC3 R5) +2:08.3



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