WRCエストニア:タナック「初の母国ラウンドでヒュンダイでの初勝利、ホッとしたよ!」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:タナック「初の母国ラウンドでヒュンダイでの初勝利、ホッとしたよ!」デイ3コメント集 

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーエストニア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。6カ月のブレイクを経てシーズンの再開を母国初のWRCで迎えたタナック。国を挙げての期待を背に、ドライバーズタイトル獲得後に移籍したヒュンダイでようやく初勝利をマークできたことに、大きな安堵を見せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■オィット・タナック/総合優勝(=)
「ヒュンダイでの初優勝をマークできてうれしい。この意味はとても大きい。特に、自分の母国だからね。正直、今回はプレッシャーが大きかったし、ストレスも感じていたけれど、これでホッとしたよ! エストニアで開催する初めてのWRCは、絶対に勝たなくてはならないし、それができればヒュンダイでの初優勝になることも分かっていた。ミスは一切許されなかったし、リスクは負わなかったが勝てるだけのパフォーマンスも求められた。そのすべてを兼ね備えるのは、まさに試練だった。これで選手権ポイントも取り戻さなくてはならなかったし、おかげでそれがうまくいった。この数カ月、必死に取り組んでくれたチームのみんなに感謝している。本当に素晴らしい仕事だったし、プッシュを続けなくてはならない。自分たちにはそれができるということを見せられたよ」

■クレイグ・ブリーン/総合2位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「本当に信じられない週末だった! パワーステージは肩の力を抜いて、安全に走り切ることを優先した。楽にはいかなかったかもしれないが、素晴らしいリザルトだ。ラリーが始まって最初の数kmからすべてが噛み合った。マシンは何もかも思うとおりに動いてくれたし、おかげで自信も得られた。隣にいるポールも素晴らし仕事をしてくれたし、これを実現させてくれたみんなに感謝したい。またキャリアを歩き始めた気分。この気持ちを忘れず、さらに重ねていきたいね!」

■ティエリー・ヌービル/SS17後にラリーリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「言うまでもなく、今回は自分たちには流れがなかった。最終日はパワーステージでポイントを獲ることを目指したが、ステージのスタートを前にトラブルが発生し十分な速さを出せなかった。土曜日のアクシデントも不運で、ライン上で弾き飛ばされてアウト側の何かにヒットした。他のクルーの動画で同じ場所を確認したが、みんな同じような状況だったので自分たちだけがタイヤを失った。残念だが次回はいいラリーになるよ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合3位(=)

TOYOTA

「自分たちにとってはポジティブなリザルトだ。ポディウムでフィニッシュするのは選手権争いのうえでもいい結果。もちろん、今回はもっといい走りができることは分かっていたので少しフラストレーションもある。ポテンシャルはあるのにそれを発揮できなかった。ここで勝つのは難しかったと思うが、少なくとも2位にはもっと迫れる能力があった。パワーステージでももっといいタイムを出したかったが、今回で一番ラフなステージだったので攻めるのはリスクが高すぎると感じたため無茶はせず、ポディウムを優先した。それでも、この難しい週末で高ポイントを獲得できたのだから、いい内容だ」

■エルフィン・エバンス/総合4位(=)
「ラリーを終えて完全に満足はしていないが、総合4位、パワーステージで2位に入った。間違いなくいいペースがあったところもあったが、それを安定して出すことができなかった。昨日の夜に変更を行い、スリッパリーなコンディションとなった午前中はよくなったようだった。ラフになり始めると苦戦したが、ここでは折り合いをつけなくてはならないようだ。いつものように、まだ手を加えられる部分はあるが、難しい週末を走り切ったし、まずまずのポイントも獲得できたと思っている」

■カッレ・ロバンペラ/総合5位(↑)
「本当にハッピーだよ。ペースとドライビングの面では、とてもいい週末になった。全力を尽くしたと思うしミスもなかった。超高速のペースで走っている時でもね。アンラッキーもあったが、ラリーではこういう時もある。パワーステージはかなりよかった。ビッグプッシュをかけたが、それでもクリーンな走りになったのですごくうれしい。マシンは最高にドライブしやすかったので、チームには心から感謝している」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合6位(↑)

M-SPORT


「本当に厳しい週末だった。リズムを取り戻すのに時間がかかったが、マシンから離れた時間が長かったので戻ることができてよかった。ベストを尽くしたし、今日はタイムも少しよくなったが、もっとできることがあると分かっている。今はもうトルコとサルディニアを楽しみにしている。昨年はどちらもいいラリーができているので、今年も同じようにしたいね」

■エサペッカ・ラッピ/総合7位(=)

M-SPORT


「まず、この週末、主催者が素晴らしい仕事をしてくれたことを伝えなくてはならない。すべてスムーズに進み、なんのトラブルもなかった。関わってくれたみんなが本当にアメージングな仕事をしてくれた。ラリーマシンに戻れてよかったし、最初はいいペースも出せていたが、その後はとてもチャレンジングな週末になった。こうしたタイプのステージに関してまだやらなくてはならないことがたくさんあるが、トルコとサルディニアではもっと強い戦いがしたいね」

■ガス・グリーンスミス/総合8位(↑)
「みんなとは違い、ここの経験はなく準備も思うようにできなかったので、簡単にはいかないことは分かっていた。でも、週末を通して改善することもできたし、走行を重ねるごとにタイムもよくなった。Mスポーツのみんなにも心から感謝したい。本当に必死にがんばってくれたし、現地にきているスタッフ、カンブリアにいるスタッフ、全員がすごく努力してくれた」



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