マキネン「シーズン後半が充実すれば、春の悪夢は忘れられる」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マキネン「シーズン後半が充実すれば、春の悪夢は忘れられる」

©Toyota Gazoo Racing WRC

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行の影響で、春の間はイベントが開催されなかったWRC。トヨタのチーム代表、トミ・マキネンは、今後予定されているシーズン後半を存分に戦えば、春の悪夢を消し去ることができ、最終的にタイトルを手にすることにも値すると語った。

2020年、ここまでの3戦を終えた時点でトヨタはドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズの3選手権で首位に立って、9月のラリーエストニアでのシリーズ再開を迎える。そして、その競技再開をマキネンも心待ちにしているという。

「予定された秋のイベントをすべてコンプリートするとなれば忙しくなるし、それだけでも、いっぱいいっぱいだ」とマキネン。
「今年のタイトルを獲得できたら、これまでのシーズンと同じ気持ちを感じられると思う。もう春のことは誰も思い出さない。ただ、長い休暇を過ごしただけだ!」

新規開催のエストニアでシリーズを再開した後、今季のWRC戦はトルコ、ドイツ、イタリア、そして11月、トヨタの母国であるジャパンで最終戦を迎える。

来シーズンに向けて開発していたGRヤリスWRCは投入を先延ばしにする決断をしているマキネンだが、2020年の後半に向けて現行型のヤリスWRCに関してはマイナー調整のみ行ったと語った。

「ささいな部分だけ、それほど重要なものはない」とマキネン。
「テストも行ったが、基本的な部分を何点か、軽く改良するためだけのものだった。特に、これといったものはなかった」

6月にはセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラのドライバー3人は全員が2回ずつテストに参加したが、内容はマシンの開発よりもドライバーの慣熟に重点が置かれたと伝えられている。



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