eSports WRC シュートアウト、セミファイナル進出の4人が決定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

eSports WRC シュートアウト、セミファイナル進出の4人が決定

©WRC PROMOTER

WRCプロモーターが主催する、WRCに参戦する若手ドライバーによるバーチャルラリートーナメント「eSports WRC シュートアウト」は4月21日、準々決勝が行われ、エントリーした11人のドライバーから準決勝に進出する4人に絞られた。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により競技を開催できない日々が続く中、WRC界の将来を担う若手ドライバーたちが、自宅からオンラインでバーチャルWRCに挑んだ。競技の模様は、WRCのSNSを通じて配信され、世界各国で数万もの再生回数を数えた。

23日は、ラリーアルゼンチンの名門ステージ、エルコンドールで準々決勝が行われた。1回目は英国のレイ・エーツとフランスのアドリアン・フォルモー。Mスポーツのチームメイト同士の対決は、エーツが4:58.351をマークし、5:06.738のフォルモーを下してセミファイナル進出を決めた。

2組目は、2019年のジュニアWRCでのライバル同士の対決。ルーマニアのラウル・バディウが、エストニアのローランド・プームのミスの隙をついてアドバンテージを握り、4:56.382で準決勝進出。今季はWRC3に参戦中のプームのタイムは、4:59.110だった。

3組目は、スウェーデンの若手、オリバー・ソルベルグと、2019年のWRC2チャンピオン、ピエール・ルイ・ルーベ。月曜日の予選で最速タイムを叩き出していたソルベルグは、最初のスプリットではルーベに先行を許したが、その後ルーベがハーフスピンを喫した後は悠々と勝利。ルーベの5:08.271に対し、4:57.662の好タイムでセミファイナル進出を決めた。

準々決勝、最後の対決は、現在WRC3で首位タイに立つボリビアのマルコ・ブラシアと、ノルウェーのオーレ・クリスチャン・ベイビー。注目の一戦は、この日最大の激戦となった。ベイビーは4:55.489とこの日2番手となるタイムをマークしたが、ブラシアはそれを上回るこの日最速の4:53.381を叩き出し、ベイビーを退けた。

eSports WRC シュートアウト、準決勝の模様は4月22日、中央ヨーロッパ時間22時(日本時間23日6時)からWRCの公式Facebookページでライブ中継が行われる。決勝は翌23日、同じ時間から中継が始まる。WRC.comでも、これまでの対決の模様を収めた動画を公開している。



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