延期のERCラトビア戦が迅速対応、7月開催で再調整 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

延期のERCラトビア戦が迅速対応、7月開催で再調整

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、ラトビア政府が活動制限を指示したことで5月29−31日の開催延期を決めたERCラリーリエパヤ(ラトビア、グラベル)は、7月10−12日に会期を変更する方向で調整を進めていることを発表した。この日程は、FIAの承認待ちとなっている。一方で、COVID-19により被害に遭われた方とそのご家族を見舞う気持ちを伝えている。さらに、多くの人が職を失うなど厳しい状況での生活が続いていることから、国からの指示に従い、ステイホームを徹底することが何よりも重要だと強く訴えている。

ERCコーディネーターのジャン‐バティスト・レイは「今は、みなさんの健康と安全が最優先であることはもちろんのこと。一方で、シーズンに8戦を開催することを維持するために努力をしていく中で、代替会期の同意が得られてFIAの承認を待つ段階となったことをうれしく思う」とコメント。
「FIA、RAイベンツ、ラトビアのASN、その他、ラトビアの関係各位に感謝したい。チームやドライバーたちが新しい日程で参戦して、これまでの7年と同じように、開催8回目のラリーリエパヤが成功を収めることを願っている」

RAイベンツのディレクター、ライモンズ・ストロクスは「これだけ迅速に日程を決めることができてうれしく思う」とコメント。ラリーリエパヤはギリギリまで開催の可能性を模索する中、4月15日に開催延期を発表していた。
「それでも、安全な状況でイベントを開催することが最優先であることを強調したい。このために、関係各位とは今後も定期的に協議を続けていく。今は、安全を守ることが一番。そして、7月に会いましょう」

現状では、2020年のERCは、6月26-28日のラリーポーランド(グラベル)で開幕する予定となっている。

最新の2020年ERCカレンダー(FIAの承認待ち)
第1戦 ラリーポーランド(グラベル) 6月26-28日
第2戦 ラリーリエパヤ(ラトビア、グラベル) 7月10-12日
第3戦 ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック) 7月24-26日
第4戦 バルム・チェコラリー・ズリン(ターマック) 8月28-30日
第5戦 アゾレスラリー(ポルトガル、グラベル) 9月17-19日**
第6戦 キプロスラリー(グラベル) 10月16-18日**
第7戦 ラリーハンガリー(ターマック) 11月6-8日
第8戦 ラリーイズラス・カナリアス(スペイン、ターマック) 12月3-5日**
**日程はFIAの確認待ち

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