WRCメキシコ事前情報:シーズン最初のグラベル戦は、気温も標高も高い難関イベント – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ事前情報:シーズン最初のグラベル戦は、気温も標高も高い難関イベント

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCはヨーロッパのウインター戦を終え、2020シーズン最初のグラベルイベントとなる酷暑のラリーメキシコに舞台を移す。

気温30度にも達することがあるラリーメキシコは、標高2727mとシーズン最高地点に到達するイベントでもある。高地のためにエンジンは空気の薄い影響を受け、パワーが20%も低下することがある。暑さに加えてこの難しい要素が加わることで、メキシコはカレンダーで最もタフな一戦に数えられ、ドライバー陣もドライビングスタイルをコンディションに対応させなくてはならない。

スウェーデンでトヨタでの初勝利をマークしたエルフィン・エバンスは、自身初めてWRCドライバーズ選手権の首位に立った。ポイントでは、モンテカルロのウイナーであるティエリー・ヌービルと並んでいるが、エバンスはメキシコの初日を先頭走行でスタートすることになる。この7年間でメキシコを5回制しているセバスチャン・オジエは、わずか5ポイント差の3位につけており、今季ドライバーを一新させたトヨタ勢は、カッレ・ロバンペラも選手権4位につけるなど好発進を見せている。開幕2戦ではセバスチャン・ローブ、クレイグ・ブリーンを起用したヒュンダイは今回、ヌービル、オィット・タナックのチームメイトにダニ・ソルドを投入。ソルドは今戦が2020年最初のWRC戦となる。Mスポーツ・フォードは、エサペッカ・ラッピ、テーム・スニネンに、ガス・グリーンスミスが加わる。

WRC2では、ヒュンダイは今回もニコライ・グリアジンとオーレ・クリスチャン・ベイビーをエントリー。ポンタス・ティデマンドはToksportからシュコダでエントリーする。WRC3のエントリーは10台。北欧の若手筆頭、オリバー・ソルベルグの他、地元の優勝候補、ベニート・グエラ、リカルド・トリビーノがスタートする。ポーランドのカエタン・カエタノビッチ、ボリビアのマルコ・ブラシア、チリのアルベルト・ヘラーも2020年初戦を迎える。

■ラリールート
ラリーメキシコは今回もレオンが拠点。木曜日夜、色彩豊かなグワナファトで開幕を迎える。今年は、クルー陣はここでナローな市街地や元炭坑のトンネルを盛り込んだコースを2回走行。いきなり豪快な競技走行を披露することになる。金曜日は計10本が設定。新ステージ・Parque Bicentenario、観客に人気のレオンの市街地ステージ、2回走行するレオンのレーシングサーキットコースに加え、名門エルチョコレートを含むグラベルステージ3本で構成される。土曜日はグラベルステージ3本を2ループした後、オートドローモに戻り、サービスパークに隣接のする市街地ステージを走行。日曜日のオープニングとなるOtatesは今年の最長ステージで、その長さは33.61kmを誇る。その後に走行する最終ステージ、San Diego and El Brincoはパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2020年3月12-15日
サービスパーク設置場所:サロウ
総走行距離:959.25 km
総ステージ走行距離:324.85km(SS比率34%)
総SS数:24

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3

2020年WRC暫定スタンディングス(第2戦スウェーデン終了時点)
ドライバーズ選手権
1 エルフィン・エバンス(トヨタ) 42pts
2 ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) 42pts
3 セバスチャン・オジエ(トヨタ) 37pts
4 カッレ・ロバンペラ(トヨタ) 30pts
5 エサペッカ・ラッピ(Mスポーツ・フォード) 24pts
6 オィット・タナック(ヒュンダイ) 20pts
7 テーム・スニネン(Mスポーツ・フォード) 11pts
8 セバスチャン・ローブ(ヒュンダイ) 8pts
9 勝田貴元(トヨタ)8pts
10 クレイグ・ブリーン(ヒュンダイ) 6pts

マニュファクチャラーズ選手権
1 トヨタ・ガズーレーシングWRT 73pts
2 ヒュンダイ・シェル・モビスWRT 63pts
3 MスポーツWRT 40pts



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