ヒュンダイ、ソルドを今季初起用し第3戦メキシコに臨む – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ヒュンダイ、ソルドを今季初起用し第3戦メキシコに臨む

©Hyundai Motorsport GmbH

今シーズン初のグラベルラリーとなる今週の第3戦ラリーメキシコに、ヒュンダイはオィット・タナック、ティエリー・ヌービルに加え、i20クーペWRCのドライバーにダニ・ソルドを起用する。チームはこのグラベルラリーに向けて、スペインでテストを行った。さらにタナックとソルドは、3月上旬にポルトガルで開催されたラリーセラスデファフェにテスト参戦をしている。

このメキシコ戦では、2014年と2017年にヒュンダイでポディウムに上がっているヌービル。今季のドライバーズタイトル争いでは、エルフィン・エバンスと同ポイントの2番手につけている。
「ここまでモンテ、スウェーデンと続き、ラリーメキシコは、今季初めての“暑い”イベント。標高も高く、厳しいロングステージも待っている」とヌービル。
「メキシコのコンディションはタフで、特に先頭走行には厳しい。メキシコにはいい思い出が多く、ヒュンダイでの初めてのポディウムフィニッシュもここだったし、その前の年には自分にとって初めてのWRCでのトップ3フィニッシュを飾った。絶対に勝ちたいと思うラリーのひとつ。まだ達成できてはいないが、今年はそれを変えたいね」

前戦のスウェーデンではヒュンダイ移籍後、初めてポディウムに上がったタナック。メキシコは、i20クーペWRCでの初めてのWRCグラベル戦となる。
「スウェーデンでヒュンダイから初めてポディウムに上がったことはうれしかったが、メキシコはまったく異なる。独特のチャレンジだ」とタナック。
「暑さと標高の高さは、カレンダーのなかでも特殊。ファンに関しても素晴らしいイベントだ。たくさんの人が観戦に来るし大騒ぎになるので、ドライバーの自分たちにとってもとても特別で感動的になる。冬ラリーの後なので、メキシコで日差しを浴びるほど最高な場所はないよ。体力面では、タフになる。標高が高いため空気が薄いので、ドライビングスタイルもスムーズでリズミカルになる必要がある。エンジンパワーも下がるので、効率的に操らなくてはならない」

このメキシコで今季のWRC初戦を迎えるソルドは、2018年のメキシコでは2位に入るなど相性のいいイベントだ。
「ラリーメキシコでまたi20クーペWRCに乗ることが楽しみだ。とても楽しめるイベントだし、いつもいいパフォーマンスを出せている」とソルド。
「開幕2戦の間も、チームとは密に連携していたし、先日はラリーセラスデファフェにも参戦したので、自分の準備はしっかりできている。何としてもメキシコで勝ちたいと思うし、チームにも優勝をもたらしたい。初日の走行順は有利になると思うが、それだけでは足りない。標高が高いため難しいイベントなので、体力的にもしっかり整えなくてはならないし、マシンのことも労らなくてはならない。ファンは情熱的で大声援を送ってくれることも、このイベントの特徴。マシンに戻るのが待ち切れないよ」

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