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WRCモンテカルロ:7位フィニッシュの勝田「完走という目的は果たせたし、そのなかで進歩も見せられた」

©TOYOTA

トヨタ・ガズーレーシング・ラリーチャレンジプログラムの勝田貴元はヤリスWRCで出場した2020年WRC開幕戦ラリーモンテカルロを7位で終えた。

有名なチュリニ峠を含む2ステージをリピートするこの日、勝田は朝のステージから快調で、Mスポーツ・フォード勢やチームメイトのカッレ・ロバンペラと遜色ないスプリットタイムをマーク。午後はタイヤ磨耗のためにややペースを落とさざるを得なかったものの、ノーミスで走り切ってモンテカルロのハーバーに戻ってきた。

TOYOTA/無事に7位フィニッシュした勝田。応援に訪れたGAZOO Racingカンパニーの友山茂樹プレジデントと。


「戻ってこれたのでハッピーです。週末の初めから多くの経験を積むことができ、今日はすごくいいフィーリングでした。最後のふたつのステージはタイヤを使い切ってしまって、最後までマネージメントするのが大変でしたが、きちんとフィニッシュすることができました。他のドライバーが何年も経験しているステージということを考えても、タイムも悪くなかったと思います。完走という目的はしっかり果たせましたし、そのなかで進歩も見せることができました。あとは経験を積んで、どういったところでいかに攻めていけるかですね。

このレベルは、抑えていたら簡単にやられちゃう世界です。去年のドイツ、カタルーニャ、そしてここと、僕にとっては初めて体験するレベル。これまでのR5では、危ないところは抑えて走っても、WRC2のトップタイムから3番手くらいのタイムは出せたんですけど、ここではそんなことやっていたらすぐに5秒、10秒遅れてしまいます。でも、自信と経験を積み上げて、焦らずに落ち着いてやっていかないと、なにかあったらリカバリーできるスピードじゃないですし、自信を持って飛び込んでいけるようになってから攻めていかないといけない。

今回のラリーではそんな部分も学べたと思います。モンテカルロはすごく特殊なラリーですし、次に悪い流れを作らないという意味でも無理はできなかった。次のスウェーデンは違ったアプローチで、もうちょっとトライできるところ、プッシュできるところが増えると思うので。自分がどれだけのスピードを出せるかというのを見極めたいです。あとは雪がたくさん降ってくれというのを願うだけですね」



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