マルコム・ウィルソン「エバンスはいつまでも、Mスポーツ・ファミリーの一員だ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マルコム・ウィルソン「エバンスはいつまでも、Mスポーツ・ファミリーの一員だ」

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トヨタが2020年のドライバーズラインナップを発表したことで、Mスポーツ・フォードからトヨタへの移籍が明らかとなったエルフィン・エバンス。長年キャリアを過ごしてきたMスポーツ・フォードは、トヨタの発表に追従してリリースを発行し、これまでのエバンスの貢献に謝意を示した。

リリースの中でMスポーツ・フォードは、エバンスについて「フォードの、チャンスへの掛け橋としての役目を体現した完璧な見本」と表現した。

エバンスは2WDのフォード・フィエスタをドライブしていたキャリア初期の頃から活躍を見せてきた。2007年から英国やアイルランドのフィエスタ・スポーツトロフィーに参戦し、様々な選手権を制して2012年、WRCアカデミーで世界の舞台を踏み始めた。フィエスタR2で4連勝を決めてタイトルを獲得したエバンスは、翌2013年、登場したばかりのフィエスタR5で4WDにスイッチ。WRC2でトップリザルトも狙える能力を発揮し、2014年にフィエスタRS WRCでのシートを獲得した。2015年には初めてポディウムにも上がっている。そして2017年、母国ウェールズで感動のWRC初勝利をマーク。Mスポーツ・フォードのマニュファクチャラーズタイトルにも貢献した。

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WRカーでは優勝1回、ポディウム9回をマークしているエバンスは、フィエスタとともにキャリアを歩んできたと言っていい。
「この10年間、世界クラスのドライバーに育っていくエルフィンを見つめ続けてきた。どれも、フォード・フィエスタのラリーカーで培ってきたキャリアだ」とMスポーツのマネージング・ディレクター、マルコム・ウィルソン。
「彼は、若手ドライバーがフォードでいかにして成長していけるかの、完璧な見本。彼の、今後の活躍を祈念している」

「2020年も彼と戦っていきたかったが、残念ながら叶わなかった。しかし、Mスポーツが彼の成長に大きく貢献し、ともに達成してきたことを心から誇りに思う気持ちはこれからも変わらない。エルフィンは、ラリーの最高峰レベルにおいて、鍵となるプレイヤーに育った。彼はいつまでも、Mスポーツ・ファミリーの一員だ」

チーム代表のリチャード・ミルナーも「エルフィンとは長い付き合い。様々なレベルで、一緒に取り組んできた」と回顧する。
「彼がフィエスタ・スポーツトロフィーに参戦を始めた時、自分がトロフィーを担当していた。彼が、うれしい時も辛い時も経験しながら世界のトップドライバーのひとりに成長していく様子を見ていくことは、本当にうれしかった。マルコムはエルフィンのキャリアに深く関わっている。来年も、彼をチームに残しておきたかったことは隠しようのない事実だ。しかし、それが難しいことも分かっていたし、それが不可能だとしても、彼のここまでの成長を我々は心から誇りに思う。そして、今後の活躍を期待している」

長年在籍してきたMスポーツ・フォードに別れを告げることになったエバンスは「Mスポーツ・フォードは、自分のキャリアにとってとても大きな存在。2007年にフィエスタSTで参戦を始め、それ以来、Mスポーツが開発したほぼすべてのバージョンのフィエスタで参戦してきた。すべてが、フィエスタWRCにつながった。とても有能でモチベーションの高い人たちと仕事ができるチャンスに恵まれ、その多くが生涯にわたって付き合える友人となった」とコメント。

「いま、選手権で活躍する多くの人たちと同じように、自分もこの小さくて情熱あふれるチームにとてもお世話になった。この素晴らしい思い出や、マルコムやMスポーツのみんなと過ごせたことの喜びをいつまでもは忘れない。本当にありがとう。これからのみんなの活躍を祈念しています」

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