【速報】トヨタ、体制を一新。2020年はオジエ、エバンス、ロバンペラの3名で挑む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】トヨタ、体制を一新。2020年はオジエ、エバンス、ロバンペラの3名で挑む

©TOYOTA

11月27日(水)、トヨタは2020年のWRCドライバーラインナップを発表した。

エースとなるのは6年連続チャンピオンを獲得したセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア。脇を固めるのはMスポーツ・フォードからの移籍となるエルフィン・エバンス/スコット・マーティンと、WRC2プロに参戦していたシュコダ・モータースポーツからのステップアップとなる新鋭カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンだ。また、オジエは2020年の単年契約、エバンスとロバンペラについてはそれぞれ2年契約だという。オジエとロバンペラのカーナンバーについては現時点ではまだ明らかになっていない。

これによりTOYOTA GAZOO Racing WRTのドライバーラインナップは一新されるが、ヤリスWRCのドライバビリティに関しては先日の記事でお伝えしたとおり、トミ・マキネンも自信を見せている。なお、2020年の開幕戦モンテカルロに向けたテストは12月上旬にもスタートするとみられており、そこでは3人がヤリスWRCをドライブする姿が見られるはずだ。

以下、コメントをリリースより抜粋する。

トミ・マキネン(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamチーム代表)
「来シーズンを、彼らと一緒に戦えることをとてもうれしく思います。来年、そしてその先、より多くのチャンピオンシップトロフィーを獲得したいと思っている我々にとって、非常にバランスのとれたラインナップになったと信じています。セバスチャンは本当に強いドライバーですし、彼とジュリアンと一緒に働くことを楽しみにしています。ごく短い時間で我々のチームが結果を出したからこそ、彼ほどの素晴らしい実績を持つ選手が魅力を感じてくれたのだと思います。エルフィンは、以前から注目していたドライバーです。彼はほぼすべての路面で優勝できる速さがあり、状況に応じて賢く戦い、多くのポイントを獲得できる能力を持ったドライバーでもあります。カッレについては、幼い頃から知っていましたし、その時から特別な才能を備えていることは明らかでした。これから学ぶべきことは少なくありませんが、ステップアップする準備はできていると思います。最後に、オィットとマルティン、ヤリ-マティとミーカ、そしてクリスとセブの、これまでの貢献に感謝の言葉を贈りたいと思います。彼らの今後の活躍を、心から願っています」

セバスチャン・オジエ
「このチームの一員となり、興奮しています。私にとってはもうひとつの新たなる挑戦であり、本当に楽しみです。実は、2016年の終わりにも、翌年一緒に仕事をすることについて話し合いましたが、その時は実現しませんでした。しかしこうして、アイコニックなブランドであるトヨタ、そして子供の頃のアイドルであるトミ・マキネンと一緒に仕事をできることになり、感無量です。成功するために力を合わせて戦い、世界タイトルを取り戻したいと思います。エルフィンは以前一緒に仕事をしたことがあるので良く知っていますし、とても良いチームメイトだと思います。カッレはすでに十分な力を持っていることを証明していますし、素晴らしい才能を備えているのは間違いないので、きっとすぐに成長するでしょう。我々3人ともこのチームで戦うのは初めてなので、クルマやその他のことについて学ぶのは簡単ではないと思います。それでも、できるだけ早くパフォーマンスを発揮できるようにベストを尽くします。」

エルフィン・エバンス
「TOYOTA GAZOO Racingへの加入は自分にとって素晴らしい機会であり、とても興奮しています。チームはWRC参戦を開始した3年前から見事な結果を残してきたので、自分がその一員となることを嬉しく思います。トミは、彼自身ドライバーとして大きな成功を収めたように、WRCの高いレベルで戦う術を熟知しています。ここまで、彼と素晴らしいやり取りを続けてきたので、来シーズンの開幕に向けて、チームとの関係がさらに深まることを期待しています。私たちにとって、2019年は複雑なシーズンでした。怪我によりシーズンの途中で3戦を欠場し、ポイントを獲得できませんでした。しかし、その一方でステージ優勝を飾り、表彰台に立つなど良い結果を残し、速さを示すこともできました。ですから、この新しいチームでさらに上を目指し、より多くの勝利を獲得し、成果を残したいと思います。セバスチャンと再び一緒に仕事をするのも楽しみです。多くの経験と実績がある彼は、チームメイトとして素晴らしい存在です」

カッレ・ロバンペラ
「このチームへの加入が決まり、本当にうれしく思います。若いラリードライバーにとっては、WRカーのシートを得ることが目標ですが、今、自分にそのチャンスが訪れたのです。数年前に初めてヤリスWRCをテストした時、トミが自分を信頼してくれたことをうれしく思いましたが、今、こうして完全に彼のチームのメンバーとなることができて光栄です。来年は自分にとって間違いなく非常に難しいシーズンになるでしょう。最大の課題は、新しいクルマについて学び、新たにカレンダーに加わるラリーに対応することです。最初はクルマとスピード、そして、それらに関わる全てのことが学びの対象となるはずです。セブとエルフィンは経験豊かで、自分にとって本当に良いチームメイトになるでしょう。彼らから多くのことを学習できるので、同じチームに入れて良かったと思います」



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