WRCラリーGB:オープニングステージでミークがトップタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCラリーGB:オープニングステージでミークがトップタイム

©TOYOTA

10月3日(木)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)がイギリスのリバプールで開幕。イングランド北西部のオウルトンパーク・サーキットでSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組が総合8位に、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組が総合13位につけた。

競技の開始に先立ち、サービスパークが置かれるウェールズのスランディドノから約30km離れた森林地帯で、朝8時からシェイクダウンが行われた。全長4.68kmのコースは、ラリー本番のステージに近いトリッキーなコンディションで、路面は大量の泥に覆われ非常に滑りやすい状態となった。チームにとってはクルマに最終調整を施す良い機会となり、ミークがベストタイムを記録。ラトバラは7番手、タナックは8番手タイムを刻んだ。

その後、午後4時からイングランドのリバプール中心部でセレモニアルスタートが行われ、ラリーが開幕。午後7時過ぎからオウルトンパーク・サーキットで、グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が混ざった全長3.58kmのSS1が行われた。降雨により非常に難しい路面コンディションになったが、ミークが2番手タイムの選手に2.1秒差をつけるベストタイムを記録。ラトバラは8番手タイム、タナックはエンジンのストールにより13番手タイムで初日を終えた。

トミ・マキネン(チーム代表)
「クリスがホームラリーで首位発進し、とても嬉しく思います。他の二人は最初のステージで小さなトラブルに見舞われましたが、タイム差は小さく、ラリーはまだ始まったばかりです。ラリーGBではごく普通の事ですが、今週末にかけてコンディションはどんどん難しくなっていくようです。しかし、我々のドライバー達はそのような悪条件の道を得意としていますし、クルマのパフォーマンスも良いので、自信を持って戦いに臨みます」

オィット・タナック
「最初のステージでエンジンがストールし、数秒を失いました。また、クルマのライトが木を照らし、コーナーを見失ってしまいました。シェイクダウンはラリーGBらしく、とてもトリッキーなコンディションでした。初めて走った時は、この先どれくらいコンディションが悪くなるのだろうかと思いました。非常に難しい状況でしたが、いくつか改善を施したので、明日は良いフィーリングを得られることを期待しています。このラリーで最も重要なのは、クルマに自信を持つ事です。また、路面のグリップレベルが一定ではないので、それを正確に見極めなければなりません」

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ヤリ-マティ・ラトバラ
「最初のステージでは、フロントガラスの曇りを防ぐためのヒートスクリーンをオンにし忘れてしまい、前がよく見えずワイドに膨らみ、上手く走れませんでした。朝のシェイクダウンでは、最初の走行時から路面がとても滑りやすく驚きました。また、レッキの時よりも気温が低かったため、路面はつるつるでしたが、最終的には良いフィーリングで走れました。クルマに少し調整を加え、タイヤの違いも試し、ラリー本番に向けて迷いはありません。昨年はこのラリーで良い成績を残す事ができたので、今年も好結果を狙って戦います」:

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クリス・ミーク
「今晩最初のSSは非常にトリッキーでした。サーキットが舞台でしたが、暗くて滑りやすい、典型的なラリーGBのステージでした。朝のシェイクダウンでは、泥が多く難しいコンディションながら、良いフィーリングで走れました。10日前にプレイベントテストを行った時は気温が22度程度とコンディションが大きく異なり、今日は路面がとても滑りやすい状態でした。シェイクダウンのタイムにあまり意味はありませんが、このようなコンディションでヤリスWRCに自信を持つ事ができたのは収穫です。シェイクダウンの結果はタイムには影響しませんが、この良いリズムを明日の朝から始まる本格的なステージでも維持できればと思います」

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ラリー・グレートブリテン デイ1の結果
1. クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) 2:47.4
2. ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +2.1
3. ペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +3.3
4. セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC) +3.8
5. アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +4.1
6. エサペッカ・ラッピ(シトロエン C3 WRC) +4.7
7. マット・エドワーズ(ヒュンダイi20 R5) +5.4
8. ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +5.7
9. カッレ・ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5) +5.8
10. カイエタン・カイエタノビッチ(シュコダ・ファビアR5) +6.1

13. オィット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC) +8.8



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