ラリー北海道:初日は新井大輝が僅差のトップ、APRCはヤングがリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ラリー北海道:初日は新井大輝が僅差のトップ、APRCはヤングがリード

©Jun Uruno

全日本ラリー選手権第8戦「RALLY HOKKAIDO」は、9月20日(金)に1.47kmのスーパーSS「SS1 SSS Sammy SATSUNAI」を行い、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)が、鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)に0.5秒、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に0.8秒差をつけて初日トップに立った。

ラリー北海道参戦は5年ぶりとなる新井大輝は、今回からマシンをVAB型のスバルWRX STIにスイッチ。ショートステージでトップに立ったものの、「本格的な林道ステージを走行する土曜日にマシンに慣れることが第一」と慎重に語る。

「このラリー北海道は久しぶりの参戦ですし、VAB型にもまだ20kmくらいしか乗っていません。クルマをまだ掴みきれていない状況です。まずはマシンに慣れて、ラリー中にどんどん理解が深まって、セッティングを変えていければと思っています」

今シーズンの全日本ラリーに復帰後、そのスピードで大きなインパクトを見せてきた新井大輝。選手権ランキングでは、首位の奴田原に30点差以上をつけられているが、逆転タイトルを諦めてはいない。

「今回の勝負は、やはりクンネイワやヤムワッカを走る土曜日のステージになると思います。最終日は距離もないですし、あまり差がつかないでしょう。クンネイワでパンクせずにいければ、問題ないと思います。シリーズがかかっていますし、まずは土曜日の最初のセクションを走って自分がどこにいるかですね」

僅差の2番手タイムを記録した鎌田は「最初のステージはダストで全然視界がありませんでしたね。でも、クルマの調子はいいですし、動きもすごく良かったです。明日以降、自分自身どんな走りができるのか、期待しています」と、笑顔を見せた。

併催イベントのアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第7戦/日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第4戦は、今回がデビュー戦となるトヨタC-HRを持ち込んだマイケル・ヤングが、高橋冬彦(スバルWRX STI)に2.8秒差をつけてトップに立っている。

RALLY HOKKAIDO 全日本ラリー選手権 SS1終了時点結果
1. 新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI) 55.0
2. 鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI) +0.5
3. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) +0.8
4. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +2.0
4. 柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI) +2.0
6. 勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) +2.2

RALLY HOKKAIDO アジア・パシフィックラリー選手権 SS1終了時点結果
1. マイケル・ヤング/グレン・マクニール(トヨタC-HR) 59.7
2. 高橋冬彦/中村光雄(スバルWRX STI) +2.8
3. 増村淳/竹原静香(三菱ランサーエボリューションX) +3.0



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