WRCドイツ:タナック「最終日は1-2-3フィニッシュに専念」デイ4コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCドイツ:タナック「最終日は1-2-3フィニッシュに専念」デイ4コメント集 

©Toyota Gazoo Racing WRC

ラリードイツ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。2位に31.4秒差、それもトップ3をトヨタ勢独占という体制で最終日を迎えたタナック。仕事のほとんどは土曜日に終えた、と、最終日はトヨタの選手権復帰後初の1−2−3フィニッシュを狙いにいったことを明かした。

(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
(=)
■オィット・タナック/総合優勝

Toyota Gazoo Racing WRC


「チームとして、信じられないようなリザルトだ。今晩、そして明日、チームがドイツのTMGを訪れる時にも、盛大なお祝いになるだろうね。まだ4戦残っているので、集中を維持して全力で挑み続けなくてはならない。選手権の戦いはまだタイトだし、今回見たように簡単に行くことは何ひとつない。自分たちは常に最速だったわけではないが、より一貫性があった。そして、最終的に勝利を手にすることが出来た。大仕事は昨日のうちに終えたので、今日はとにかく1−2−3でフィニッシュすることが全てだった」

■クリス・ミーク/総合2位(=)

Toyota Gazoo Racing WRC


「うれしいよ。今年は、4回か5回、もしかしたら6回多くポディウムに乗れていたかもしれないが、いろいろなトラブルや自分のミスもあり、上がることができなかった。ポディウムに上がり、1−2−3と完璧なスコアでトヨタが大量ポイント獲得できた一躍を担えたのは、特別なこと。週末を通してヤリスのフィーリングはよかったし、自分の自信も高まった」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合3位(=)

Toyota Gazoo Racing WRC


「1-2-3でフィニッシュできれば、これ以上の結果はない。パーフェクト中のパーフェクトのリザルトだ。自分たちもトラブルは一切なくいい週末になったし、マシンの動きも完璧だった。自分があまりうまくいかなかったステージがあっても、次のSSでは取り戻すことができた。今朝、最初のステージではわずかに慎重過ぎたが、もう少しアタックしなくてはならないと分かったし、その後はよかった。フィンランドに続いて、またポディウムに上がるのは素晴らしい気分だ」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合4位(↑)
「今週は、とにかくできる限りを尽くした。最大限に必死で挑んだし、マシンにも自分自身にも、フルのパフォーマンスを引き出したと思う。正直、今回は優勝を争えたと思うが、昨日のバウムホルダーでパンクしたというアンラッキーがあっただけ。不運に苦しめられたのは、自分たちだけではなかった。これもゲームの一部だし受け入れなくてはならないが、受け入れるのは厳しい。今日、ラリーを走り切ることができてうれしいよ。マシンのフィーリングはよかったので、パワーステージでは選手権で重要なポイントを加算するためにプッシュすることができた」

■ダニ・ソルド/総合5位(↓)
「残念ながら、自分たちのラリーは金曜日のメカニカルトラブルに影響されてしまった。自分たちにできることはなく、チームもとてもガッカリしているが、今回のポジティブな面に目を向けなくてはならない。一番重要なのはターマックでのマシンのパフォーマンスを改善できたこと。コンペティティブに戦えるようになったし、これもチームの必死の取り組みのおかげだ。最終日午前の全部のステージを含め上位タイムをマークすることができたので、この先のラリーに向けても励みになる」

■アンドレアス・ミケルセン/総合6位(=)

Hyundai Motorsport GmbH


「今季初めてのターマック戦だったので全く簡単にはいかなかったが、うまく前進できた。マシンのフィーリングやドライビングスタイルを改善するために多く取り組んだし、ドイツの多彩なターマックに対応した。今回、かなりステップアップできたが、まだ完璧ではない。パワーステージでは余裕のあるペースでミスをせず、とにかくオジエよりも上の順位をキープすることに徹した」

[シトロエン・トタルWRT]
シトロエンC3 WRC

■セバスチャン・オジエ/総合7位(↑)

Citroen


「明らかに願っていたような週末にはならなかったが、全力を尽くした。全開で攻めたところがたくさんあったが、足りなかった。とにかくタイムが出ず、パンクにももちろん苦しめられた。ここで勢いを取り戻したかったが、残念ながら選手権の状況はよくならなかった。今までそうしてきたように、これからも戦い続ける」

■エサペッカ・ラッピ/総合8位(↓)
「とても難しい週末だった。マシンへの自信と、上位陣と戦える速さをつかむのに苦戦した。週末の中で小さなステップアップはあったが、充分ではなかった。もっと必要だ。今後のために、正しい解決策を見つけられる能力が自分たちにはあると信じている」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合9位(=)

M-Sport


「素晴らしい週末だったし、これだけ早くペースをつかめたことは、うれしいサプライズ。上位につけることはできなかったが、ミケルセンやラッピのようなドライバーと絡むことができた。彼らはもっと経験を積んでいるので、初めてターマックに出た自分としては、かなりいい内容だったと思う。タイムは出ていたが、もっと一貫性を改善しなくてはならない。それができれば、もっと楽に戦えると思う。とてもポジティブな週末だったし、唯一ネガティブだったのは土曜日に木にひっかけたことだけ。でも、ステアリングアームを交換するいい練習になったよ!」

■テーム・スニネン/総合29位(↑)

M-Sport


「期待していたようなリザルトではないが、自分たちのパフォーマンスにはとても満足しているし、自分のペースも予想していた以上だった。トップ5でのフィニッシュを目指していたが、ポディウムも戦えるほどだった感じだ。金曜日のテクニカルトラブルで、好ポイントを狙うことはできなくなったが、パワーステージでのセカンドベストは自分たちのペースを表していると思う。これにはとても満足しているし、ドライビングも楽しめたので、今後に向けて大いにポジティブなことだ」

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