WRCドイツ:勝田貴元、タイムは気にせずヤリスWRCの理解に集中 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:勝田貴元、タイムは気にせずヤリスWRCの理解に集中

©Naoki Kobayashi

WRC第10戦ドイツは8月23日(金)、デイ2のSS2〜7までを行い、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、総合11番手につけた。

いよいよ始まった本格的な戦い。公言していたとおり、勝田は「気をつけすぎなくらい気をつけて走った」という慎重なアプローチでこの日の6SSを走り切った。オープニングのSS2では「ハンドブレーキを使った時に、クラッチを蹴らずに曲がったんですけど、思った以上にエンジン回転が落ちてしまいました」と、ヘアピンコーナーでのストールも経験。早速、未体験のターマックラリーをヤリスWRCで走るチャレンジの厳しさを味わったが、「そういうことも学んでいけたらなと思っています。最終的に気づいたのは、(あの種のコーナーだったら)少しスロットルを残していれば、クラッチを蹴らなくてもいけちゃうということ」とすべてが勉強との姿勢は崩さない。タイム的にはR5のトップに劣るところもあったが、「今は(タイムに)トライする時じゃないと思うので、気にせずに、クルマの動きとステージの感じを理解していきたい」と自らの課題に集中した。

Red Bull


予想どおりに路面がグラベルで荒れたリピートステージでは、SS6でジャンクションをワイドに行きすぎる場面もあったが、「ハンドブレーキで(無理して)曲がっちゃうか、とも思ったんですけど、右側に空いてるところが見えたので、そのまま止まれると思った」と冷静に対処。午前中の教訓を活かして、WRカーにより合ったドライビングも試しながら、無事にサービスに帰還した。

「今朝はブレーキングがソフトすぎました。(いつも乗っている)R5はパワーがないので、特にブレーキングに関してはスムーズなドライビングが必要なんですが、WRカーはパワーが大きいしタイヤも硬いので、タイヤをうまく使うためにはブレーキをハードに踏まなければいけない、ということが分かりました。でも、まだまだクルマの限界を見極めきれていない部分が多いので、より難しいステージが続く明日も、同じようなアプローチでそこを探していけたらなと思います。まだ先は長いです。他のドライバーたちはたくさんの経験があって速い。今のところ彼らに対抗するのは不可能ですが、経験を積んだ将来に、挑めるようにしたい。この1日で多くを学べたと思います」



ワールドラリーカレンダー2020