インドから、ナジール・フセイン(写真中央)が逝去したという悲報が届いた。
インドのモータースポーツ連盟の主要メンバーとしてインドで活躍したフセインは、元FMSCI(インドモータースポーツ連盟)総裁で、ヒマラヤラリーのプロジェクトを創設。WRCやAPRCだけでなく、F1のスチュワードとしても活躍した。
ラリーでは、競技を統括する上での課題への取り組みに貢献し、「黒い手帳」で知られるように絶大な信頼を得ていた。この手帳には競技者の不適切な行動が記録されており、適切な判断を行うために活用された。
自身のモータースポーツ活動のスタートは早く、16歳の時にジャガーXK120でレースを始めた。一方で、折りに触れて健康面での不調に苦しむこともあった。
(Martin Holmes)