WRCチリ:初日を終えてトヨタのタナックが首位。勝田はWRC2の2番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCチリ:初日を終えてトヨタのタナックが首位。勝田はWRC2の2番手

©TOYOTA

WRC第6戦チリは競技初日を終えて、トヨタのオィット・タナックが総合首位に立っている。2番手はシトロエンのセバスチャン・オジエ、3番手にトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラがつけている。

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この日行われたのはSS1〜SS6の計6SS、125.27km。オープニングステージはラトバラとクリス・ミークが同タイムで一番時計を刻んでみせた。続くSS2は大会最長となる30.72kmのエル・プマ。テクニカルで速度域も高い難コースだ。ここはトヨタのオィット・タナックがベストタイム、総合トップに躍り出る。続くSS3はヒュンダイのヌービルが制するが、タナックはSS3番手タイムで首位の座をキープすることに成功した。

SS2エル・プマの再走となる午後最初のSS4、ここでタナックはSS2番手タイムをマークしたヒュンダイのセバスチャン・ローブを9.8秒上まわるベストタイムを刻み、リードをさらに拡大。タナックはSS5でも連続ベストタイムを刻み、総合2番手につけるオジエに23.1秒差と、マージンを積み重ねる。

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この日最後のSSはコンセプシオンの市街地SS。コースの随所にドーナツターンが折り込まれた特徴的なコースだ。ここでベストタイムを刻んだのはローブ。2.20kmと短いコースのため大きなタイム差はつかなかったが大いに観客を沸かせた。総合順位ではタナックが首位をキープ。総合2番手のオジエに22.4秒という差をつけて初日をまとめた。

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首位タナック、2番手オジエに続くのは、ラトバラ、ヌービル、ミーク、ローブ。ラトバラとヌービルは0.7秒差、ミークとローブは2.2秒差と僅差の争いとなっており、明日以降の展開からも目が離せない。

WRC2に出場している勝田は、SS1、SS3、SS6でベストタイムをマークする好調な走りを披露。WRC2単独の順位では総合2番手につけている。

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競技2日目はSS7〜SS12の計6SS、121.16kmで争われる。上位争いに加え、勝田の戦いぶりにも注目したいところだ。SS7は日本時間11日21時08分スタート。

WRCチリ SS6後暫定結果
1. O.タナック(トヨタ・ヤリスWRC) 1:24:12.8
2. S.オジエ(シトロエンC3 WRC) +22.4
3. J-M.ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +28.8
4. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +29.5
5. K.ミーク(トヨタ・ヤリスWRC) +46.5
6. S.ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC) +48.7
7. E.エバンス(フォード・フィエスタWRC) +1:01.4
8. A.ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) 2:08.1
9. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +2:09.1
10. E.ラッピ(シトロエンC3 WRC) +2:18.3
17. 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) +7:17.3



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