WRCチリ:南米連戦の2戦目はシリーズ初開催のグラベル戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCチリ:南米連戦の2戦目はシリーズ初開催のグラベル戦

©Red Bull

FIA WRC史上、初めてチリで行われるラリーは、前戦が開催された隣国アルゼンチンから一週間を挟んでの開催。同じくグラベルステージが舞台となるラリーだが、アンデスを越えた反対側では、クルーは全く異なる性格の路面に直面することになりそうだ。

港町コンセプシオンを拠点とするラリーチリは、ステージのほとんどが周辺の林に設定されるが、太平洋を望むオープンなセクションも出てくる。ルートはコンパクトで、アルゼンチン戦と比べてかなりスムース、場所によってはキャンバーがついていると見られる。チームはプレイベントテストでチリを訪れることはできない上に、レッキでは全くの白紙からペースノートを作成しなくてはならない。

ヒュンダイのティエリー・ヌービルは、選手権リーダーとしてチリ戦を迎え、コルシカ、アルゼンチンに続く3連勝に挑む。シトロエンのセバスチャン・オジエに対するアドバンテージはわずか10ポイント。トヨタのオィット・タナックはさらに18ポイント差がついているが、挽回を目指す構えだ。アルゼンチン戦をスキップしたセバスチャン・ローブは、新規イベントのチリでは、ダニ・ソルドに代わって戦線復帰する。

WRC2プロでは、英国のガス・グリーンスミス(Mスポーツ)、ノルウェーのマッズ・オストベルグ(シトロエン)、ボリビアの若手マルコ・ブラシア・ウィルキンソン(シュコダ)、フィンランドのカッレ・ロバンペラ(シュコダ)、4ドライバーがチリにエントリーしている。WRC2部門は地元強豪勢が登場。チリ出身のシリーズ常連、ペドロとアルベルトのヘラー兄弟、チリの国内戦を8回制しているジョルジェ・マルチネス、ダカールで名を知られているフランチスコ・カレコ・ロペスが母国で開催されるWRC戦を初めて戦う。

■ラリールート
ラリーチリは木曜日の夜、コンセプシオンにあるプラザ・デ・ラ・インデペンデンシアでセレモニアルスタートを実施。ここには何千人ものファンが、華やかな祝典に訪れると見込まれている。

競技は金曜日からスタート。この日は、南部の林道を2ループする。イベント最長30.72kmのエル・プマは、フィンランドの名門ステージになぞらえて「チリのオウニンポウヤ」とも称されている。テクニカルだが速度域の高いキャンバーのついた道は、クルーにとってまさに試練となりそうだ。コンセプシオンではこの日の夕方、市街地ステージが設定されており、街中で初めてWRCの実走行が披露されることになる。

土曜日も3ステージを2ループする設定だが、この日は街に近いエリアを走行。最終日の日曜日は4SSの構成で、最初と最後は、同国2番目に長い川の名を冠したビオビオ。ステージ自体も川の近くを走行する。2回目の走行はパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2019年5月9-12日
サービスパーク設置場所:コンセプシオン
総走行距離:1,245.84km
総ステージ走行距離:304.81 km(SS比率:24.46%)
総SS数:16

■開催選手権
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