全日本ラリー久万高原:初日は新井大輝がトップ! 1.2秒差で奴田原が追う接戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー久万高原:初日は新井大輝がトップ! 1.2秒差で奴田原が追う接戦

©Jun Uruno

全日本ラリー選手権第4戦Sammy久万高原ラリーは、初日の4SSを終えて、スバルWRX STIの新井大輝/小坂典嵩がトップ、1.2秒の僅差で奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)が2番手、3番手にはスバルWRX STIの勝田範彦/石田裕一がつけている。

ラリーは久万高原町役場のセレモニアルスタートで幕を開け、選手たちは4SS、54.90kmのステージへと次々にスタートしていった。JN1クラスでSS1ベストタイムをマークしたのはGRB型で参戦する新井大輝。SS2番手の奴田原に5.2秒差をつけ機先を制することに成功した。SS2は奴田原が反撃し一番時計。ここで新井大輝はトランスミッションオイルが漏れてしまうトラブルに見舞われながらも、総合2番手の座を維持してサービスへと戻ってきた。午後のSS3、トラブルを修復した新井大輝はベストタイムをマークして首位奪回に成功。そこで得たリードを活かして、奴田原がベストを獲ったSS4でも首位を守り切り、最終的に奴田原に対して1.2秒の差をつけるトップで初日を終えた。鎌田卓麻はSS1で足まわりを破損、新井敏弘はSS3でコースアウトを喫し、それぞれリタイアするという波乱の展開となっている。

初日をトップで終えた新井大輝は「とりあえずミッションオイル漏れは前のサービスで直しました。本当にミッションブローしなくてよかったです。それはホッとしています。明日もありますし、タイヤも温存しています。今日は後方で路肩のグラベルが掻き出された状態で走るのが嫌だったので、最終日の先頭でスタートを獲得できて良かったです。ターゲットを持って走り、それが遂行できたと思います。1.2秒差ですし、油断はできません」とコメントしている。

JN2クラスのトップはトヨタ・ヴィッツGRMNの眞貝知志/安藤裕一。2番手にはレクサスRC Fの石井宏尚/寺田昌弘、3番手にはシトロエンDS3 R3-MAXの山村孝之/マクリン大地が入っている。今回のラリーで幅の広いタイヤを投入した眞貝は慎重に走りつつも、この日の4SSすべてでベストタイムを刻む高い安定感を見せてリードを広げ、1分以上のアドバンテージを築いている。眞貝は「タイヤはすごく良くなっていますが、なかなか自分の限界を上げていけない、難しい状況です。クルマを壊しては元も子もないので、このままのペースを守っていきます」と、この日の走りについて語っている。

トヨタ86同士の戦いとなっているJN3クラスは、セットアップに悩みながらもSS2から3連続ベストタイムの山口清司/島津雅彦が一歩リード。SS1でベストタイムをマークした山本悠太/山本磨美はパンクを喫して後退、2番手の曽根崇仁/木村裕介と3番手の長﨑雅志/秋田典昭が1秒差で競り合う展開となっている。山口は「なかなか大変な感じでした。サービス後にアライメントを変えたりして、SS4はようやくいい感じで走れるようになりました。このポジションをキープして、明日も走り切りたいです」とコメント。

スズキ・スイフトスポーツ勢が上位を占めるJN4クラスは、高橋悟志/古川智崇が首位、24.7秒差で関根正人/草加浩平が追う展開。3番手には西川真太郎/本橋貴司、4番手にはホンダ・シビック・タイプRの香川秀樹/松浦俊朗がつけている。高橋はブレーキが厳しいなか好走を披露、この日の4SS中3SSを制するスピードを見せた。最終日に向けて高橋は、「ラリー序盤はブレーキが保たなかったですが、なんとか対策を施してうまくいったと思います。午後もいいペースで走ることができました。明日も心機一転頑張ります」と語っている。

JN5クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツGR)が全SSベストタイムで盤石のリード。2番手にはマツダ・デミオの岡田孝一/石田一輝、3番手には小川剛/藤田めぐみ(ホンダ・フィットRS)が入っている。天野は「サービスでダンパーを調整して、午前中よりも午後の方が走りやすくなりました。明日は今日の逆走になりますが、ヒルクライムのが比率が高くなるので、総合順位的には厳しいかもしれません。クラストップと、前回取り損ねたSammy賞を狙います」と力強くコメント。2番手につけた岡田は前戦から待望のクロスミッションを投入。「順調ですね。マシンの調子は問題ありません。SS3はかなり攻めたので、天野選手との差が縮まりましたが、SS4は荒く攻めすぎて、タイムロスしてしまいました。ブレーキに関しては、左足ブレーキ厳禁で保たせました(笑)」とこの日の走りを振り返った。

JN6クラスは大倉聡/豊田耕司、板倉麻美/梅本まどかのトヨタ・ヴィッツCVTが1-2番手。3番手には中西昌人/福井林賢(マツダRX8)がつけている。大倉はすべてのSSでベストタイムを刻むも、「SS1が難しくて、ちょっと足まわりにダメージを負いました。サービスでセッティングを変えて、最後のループはだいぶ良くなりましたね。リヤの足回りは最後のサービスでどうにかなるか……ですね。このまま行ってもいいのかもしれません。リバースは難しいので、集中して最後まで走り切りたいと思います」とコメントしている。また、プレイドライブ・ラリーチームの伊藤隆晃/大高徹也(日産ノートe-POWER NISMO S)は5番手という状況だ。

競技最終日も4SSで争われる。SS5は5日(日・祝)の9時33分スタート。



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