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ラリーオブ嬬恋:デイ2を終えて鎌田が首位キープ、新井が勝田を捉えて2番手に浮上

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2019年全日本ラリー選手権開幕戦「RALLY of TSUMAGOI」は、2月2日(土曜日)に7カ所のスペシャルステージを走行し、鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)が首位の座をキープ。21.1秒差の2番手には、SS12で勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)を逆転した新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)がつけている。

オープニングのSS7でエンジンストールに見舞われた鎌田だったが、それ以外は大きなトラブルもなく順調に首位を走行。サービスに戻ってきた鎌田は「今日は予定通りの展開になりましたね。コンスタントにタイムも出せましたし、少しずつ勝田選手を引き離すことができました。新井選手も同じくらいのペースなので、このままのペースで行ければと思っています」と、慎重なコメントを残した。

この日のスタートの段階では、20.5秒差をつけて勝田が新井をリードしていたが、SS6~SS8までの3連続ベストを含む4本のベストタイムを記録した新井が、SS12で勝田を逆転。2番手に浮上した新井は「僕自身は悪くない走りができたと思います。なんとか鎌田選手にも追いつきたいけど、このタイム差だとなかなか難しいかもしれません」と、肩をすくめた。

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4番手につけていた福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)はマシントラブルでリタイア。5番手につけていた柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI)もSS11でスタックして脱落。この結果、中平勝也/行徳聡(スバルWRX STI)がふたつ順位を上げて、4番手で2日目を終えた。

日本国内で行われる国際格式イベント4戦を対象とした「日本スーパーラリーシリーズ(JSR)」は、前日首位の黒岩満好/高橋巧(三菱ランサーエボリューション)が、2番手の青山康/竹下紀子(スバルWRX STI)を17.7秒差に従えて、順調にトップを走行。3番手は1分03秒4差で、マイケル・ヤング/マルコム・リード(トヨタ・ヴィッツ4WD)がつけている。

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「だいぶこの状況にも慣れてきました。今日の午後は青山選手から逃げるのに必死でした。午前と比較するとコンディションがずいぶん変化して、舗装がでてきたり、アイスバーンだった箇所はシャーベット状になっています。明日はまだ距離が残っているので、もう一段階ギヤを上げて頑張ります」と、黒岩はコメントしている。

Rally of Tsumagoi SS12終了時点暫定結果
全日本ラリー選手権 JN1クラス

1. 鎌田卓麻/鈴木 裕(スバルWRX STI) 41:10.1
2. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +21.1
3. 勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) +22.1
4. 中平勝也/行徳 聡(スバルWRX STI) +2:15.0
5. 鈴木 歩/松浦 一也(三菱ランサーエボリューション) +6:13.9

日本スーパーラリーシリーズ
1. 黒岩満好/高橋 巧(三菱ランサーエボリューション) 41:48.6
2. 青山 康/竹下紀子(スバルWRX STI) +17.7
3. マイケル・ヤング/マルコム・リード(トヨタ・ヴィッツ4WD) +53.4

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