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APRCラリー北海道:【速報】優勝の炭山がタイトル確定

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アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第4戦「RALLY HOKKAIDO」は、9月16日(日曜日)に8SS、99.94kmを走行。シュコダ・ファビアR5をドライブする炭山裕矢/保井隆宏が、2位の岩下英一/鍋倉正彦(三菱ランサーエボリューションIX)に9分20秒2差をつけて勝利を飾った。この勝利を受けて、炭山のAPRCドライバーズタイトルが確定している。

2位に5分以上の差をつけてラリーをリードする炭山だったが、インタークーラーにトラブルが発生。パワーダウンの症状を抱えながらも、前日までのマージンを活かして、トップをキープ。昼間のサービスでマシンを修復し、午後にはスピードも回復。2位との差を9分以上にまで拡大し、APRC優勝を飾った。

既にAPRCコ・ドライバーズ選手権タイトルを決めている保井に続き、今回の勝利で炭山もドライバーズ選手権制覇が確定した。「ありがとうございます。完走第一だったので抑えるところは抑えて、リズム良く走れました。FIA選手権のタイトルを獲れたのは、運が良かったこともありますが、しっかり完走できたことが大きいと思います。初めてのニュージーランドなど、上手く行かないこともありましたが、その中でもしっかりまとめることができましたから」と、フィニッシュ後に喜びを語った。

2位の岩下は前半のセクションでブレーキローターが破損するトラブルに見舞われたものの、3位の青山康/竹下紀子(スバル・インプレッサWRX STI)を抑え切って、2位を獲得。「今日も色々とドラマがありましたが、なんとかサービスまで戻ってくれば、チームが直してくれました。APRCエントリーは年に1回走るクルーが多いので、これだけ速いラリーにアジャストするのは大変です。本当にタフなラリーでした」と、安堵の表情を浮かべた。

4位はプジョー208 AP4をドライブするファビオ・フリジエロ。初めて走る北海道のステージに悪戦苦闘しながらも、「これだけ難しいラリーに初参戦して、フィニッシュできて本当にハッピーだ」と、笑顔を見せていた。また、総合6位でフィニッシュした猪股寿洋/尼子祥一(トヨタ86)が、2輪駆動勢トップでラリーを終えている。

アジア・パシフィックラリー選手権 RALLY HOKKAIDO 暫定結果
1. 炭山裕矢/保井隆宏 シュコダ・ファビアR5 2:18:31.7
2. 岩下英一/鍋倉正彦 三菱ランサーエボリューションIX +9:20.2
3. 青山 康/竹下紀子 三菱ランサーエボリューションX +11:11.1

6. 猪股寿洋/尼子祥一 トヨタ86 +20:26.2

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