APRCオーストラリア:炭山が部門トップで初日折返し – RALLYPLUS.NET ラリープラス

APRCオーストラリア:炭山が部門トップで初日折返し

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APRC第2戦ナショナル・キャピタルラリー(グラベル、オーストラリア)は6月2日、レグ1に設定された8SS・122.30kmの走行が行われ、選手権リーダーの炭山裕矢(シュコダ・ファビアR5)が全体の4番手、APRC登録勢ではトップに立った。

この日、午前中にパンクに見舞われた以外はトラブルなしで走り切った炭山は
「午後のステージはいい内容になった。順位にはハッピー」とコメントしている。

クスコレーシングのチームメイト、マイケル・ヤング(トヨタ・ヴィッツ)は総合5番手、APRC2番手で続いているが、トラブルが続き、午後はパンクを喫してステージ中盤でタイヤ交換を余儀なくされ、2分をロス。その後、エンジンのパワーが低下する問題にも悩まされた。
「午後はいろいろな形でフラストレーションを感じたが、マシンをサービスに戻すことができてハッピー。いま、チームとTRDのエンジニアが問題修復に努めてくれている」とヤング。

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一方、ヤングとのヴィッツvsヤリス対決が注目されたハリー・ベイツ(トヨタ・ヤリスAP4)は、ターボブローで後退。しかし、チームは修復を試みて、明日はフルスピードを取り戻すことに自信を見せる。
「残念だ。トラブル前のステージでスプリットタイムを見て、エライ(エバンス)との差を詰めていたのに」と落胆するベイツ。
「チームは今晩、マシン修復に挑む。明日は勢いを取り戻して国内選手権のポイントを獲得したい」

イタリアのファビオ・フリジエロ(プジョー208 AP4)は、SS3で着地の際の強い衝撃によりラジエターを破損。ダメージがエンジンにまで及ぶことを避けるためにリタイアを選び、明日の再スタートを目指す。また日本の増村淳(三菱ランサーエボリューションX)は総合8番手につけている。

総合首位には、レーストルクがプリペアするファビアR5を駆るエライ・エバンスが立っている。競技最終日となるレグ2には、3SSを2回ループする6SS・118.90kmが設定されている。

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APRCオーストラリア 暫定結果(レグ1終了時点)
1 E.エバンス(シュコダ・ファビアR5) 1:17:57.0
2 S.グレーニー(スバルWRX STi) +46.3
3 A.コッピン(シュコダ・ファビアR5) +3:07.5
4 炭山裕矢(シュコダ・ファビアR5) +4:22.0
5 M.ヤング(トヨタ・ヴィッツ4WD) +9:14.7
6 H.ベイツ(トヨタ・ヤリスAP4) +9:26.5
7 M.テイラー(スバルWRX STi) +9:37.5
8 増村淳(三菱ランサーエボリューションX) +10:45.6



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