シュコダ、200台目のファビアR5を納車 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

シュコダ、200台目のファビアR5を納車

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シュコダ・モータースポーツは、ファビアR5の200台目の納車が完了したことを発表した。購入者は、ラトビアのスポーツ・レーシング・テクノロジー(SRT)。チームマネージャーのマルシス・ケナブスがチェコのムラダ・ボレスラフにあるシュコダ・モータースポーツのワークショップを訪れ、チームにとって6台目となるファビアR5を受け取った。

2015年4月1日にFIA公認を取得したファビアR5は、WRCやFIA地域選手権を始め、世界各国の国内選手権で活躍を見せており、2017年のWRC2はシュコダ勢が圧倒的な強さを見せたほか、APRC、中東選手権、南米選手権(写真はグスタボ・サバ)、アフリカ選手権でもチャンピオンを輩出。シュコダを駆るドライバーが14カ国で国内戦タイトルを獲得した。今シーズンも5ヶ月が終了した時点で、ポンタス・ティデマンド、ヤン・コペッキーと、シュコダのワークスドライバーが選手権で首位、2番手につけている。

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ファビアR5はこれまでに、30カ国に販売されており、57カ国でラリーを戦い、通算勝利数は414に上るという。こうした世界的な成功を今後も続けていくため、ファビアR5は現在も改良が続けられている。

シュコダ・モータースポーツのミハエル・ハラバネクは「これまで、我々はファビアR5の開発に関しては信頼性を中心に取り組んできた。この結果、2017年のWRCシーズンでは、テクニカルなトラブルによるリタイアは1件もなかった」と誇らしいコメントを寄せる。
「WRCにワークスチームを参戦させているおかげで、ファビアR5をこの部門の最高のマシンにするための、さらに開発を進める経験を積むことができている。2018年は、戦いは一層厳しくなっている。新たなR5マシンも参入してきているが、我々も迎え撃つ準備はできている。例えば、この度、カスタマーチームにはエンジンアップグレードの供給が整った。トルク、パワー出力、パワープラントのドライバビリティが改善される」



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