WRCアルゼンチン:ブリーン「座って見ているのは最後であって欲しいね!」プレ会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアルゼンチン:ブリーン「座って見ているのは最後であって欲しいね!」プレ会見

©CITROEN

WRCアルゼンチンのシェイクダウン後に行われたプレイベントカンファレンスの内容(抜粋)。メキシコ、コルシカをスキップして戦線復帰したクレイグ・ブリーンは、ステアリングを握る代わりに座って映像を見ている日々が辛かったことを吐露した。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者

Hyundai Motorsport GmbH

エルフィン・エバンス=EE(Mスポーツ・フォードWRT)
クレイグ・ブリーン=CB(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
アンドレアス・ミケルセン=AM(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)
エサペッカ・ラッピ=EL(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)

Q:エルフィン、今週は隣にダン・バリットが戻ってきた様子を見て、我々もうれしい。彼の様子はどうか
EE:ダンはだいぶ調子がよくなった。ありがとう。彼が戻ってきてくれて、よかったよ。本人はコルシカも行くつもりでいたが、医者から反対されて、僕らはそれを受け入れるべきだと思った。彼は復活したし、調子もいい。

M-SPORT / @World

Q:昨年は素晴らしいイベントになった。今季は序盤からベストの調子ではないが、昨年同様の自信を持って臨めるのか
EE:正直、ひどい滑り出しだ。チャンスがあるイベントを待っている。もし雨が降らないままなら道はいいだろうが、今は微妙なところなので、ベストを尽くすしかない。いいリザルトを出せる可能性はあるよ。

Q:天候について触れたが、特に土曜日など非常にスリッパリーなステージもある。今年のルートについて、どう思うか。特に日曜日のエルコンドール‐ミナクラベロは大きく変更されている
EE:かなり変更が多い。金曜日はこれまでのステージと比べても特にラフなので、序盤からサプライズがあるかもしれない。土曜日はトリッキーな日だ。最長ステージはかなりナローで、何かにヒットする危険が高い。正直、手強いよ。

Q:シーズンの流れをどのように変えていくか。ドライビングの方法を変えるのか、あるいは不運が続いているだけなのか
EE:全てを不運のせいにはできない。最初の2戦はパンクが2回あったが、メキシコは明らかなアクシデント。そしてコルシカで勢いを取り戻し、手堅いリザルトで状況を作った。あとは、それを続けていくだけだと思う。

Q:クレイグ、ここ2戦スキップしてアルゼンチンで戦線復帰だ。準備は万端のはずだが
CB:待ち切れないよ。ラリーから離れて2ヶ月ほど経っている。こんなに競技から離れていたのは、子どものころ以来じゃないかな。8歳か9歳の時からカートやラリーに参戦する機会に恵まれていたので、急に8週間、家で待っている状況になった。見ているのは辛かったが、同時にようやく戻れてうれしくもある。

Q:座って映像を見ていただけなのか
CB:メキシコでは選択肢はなく、見ていた。コルシカでは、目を向けようとがんばったが、できなかった。一年の中でもお気に入りのイベントに参加できなかったんだ。最終的に映像を見始めたけど、数秒後にセブ(ローブ)がコースオフしていた。タイミングとしてはあまりよくなかったけれど、WRC ALL Liveは見事だね。でも、自分が観る側になるのは、これが最後であって欲しいよ!

Q:シェイクダウンを終えて、分かりやすいほどハッピーだ。シャシーには変更があったが、そのことについて話して欲しい
CB:実戦で何日か走ってみないと、それが素晴らしいとは言えないが、このマシンがデビューしてから足りていなかったものだったと思っている。どのドライバーもずっと指摘していた、マシンのリアへの自信を高めるものだ。実戦でも期待通りに行かず、何度も変更を行ってきたことが、いい形で解決されたと思う。

Q:2戦欠場が続いたことで、いいリザルトに向けて闘志を燃やしているか。今回の戦略は
CB:スウェーデンの勢いを続けていけるようにしたい。上位争いに食い込みたいし、できる限りいつも通りのフィーリングをつかみたい。もしチャンピオンになりたければ、気持ちよくこうしたバトルができるようにならなくてはならない。それがプラン。できる限りポディウムに近づいて、金曜日は、願い通りにドライならいい位置につけたい。絶対にポディウムに上がりたいし、勢いをキープしたい。

Q:アンドレアス、数週間前のコルシカは厳しい週末になった。コンペティティブに戦えずフラストレーションがたまっているように見えたが
AM:序盤からターマックでのドライビングに苦戦していた。ポロやC3とは、フィーリングが全く違っていた。あまり変更はしていない。コルシカは厳しいラリーになると思っていたが、あれほどタフになるとは予想していなかった。コルシカで走っていた時は、まるで自分がラリー車を走らせたことがないような気分だった。またグラベルに戻れてうれしいよ。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:自分の自信には影響しなかったのか
AM:しない。ターマックで走った時も、いいリザルトを出している。どのターマック戦でも、ポディウムに上がっている。取り組まなくてはならない部分があるというだけ。自分も、チーム全体としても。コルシカではみんな苦戦していたが、自分はみんな以上だった。もちろん、ターマックで他のマニュファクチャラーと戦っていきたければ、何かを変えなくてはならない。作業は山積みだよ。

Q:今回はi20のエンジンがアップグレードされた。どれだけ大きな変更なのか、シェイクダウンでのマシンのフィーリングはどうだったか
AM:ノイズがたくさん出るようになったよ! すごくうるさいんだけど、エンジンレンジのどの部分でもパフォーマンスが高まった。ドライビングの上でも、かなり大きな違いだ。アルゼンチンでは、大きな力になるはずだよ。

Q:ヤリ‐マティは先ほど、エルコンドールが上りになることで、ラクになると話していた。同感か
AM:イエスでもありノーでもある。もちろん上りの方がラクだが、これまでずっと下りだったし、どこがトリッキーなのかも分かっている。上りになるのは新しい経験だ。ここでタイム差が出る可能性もあると思っている。それに、より安全だろうね。

Q:エサペッカ、これまでWRカーでは参戦したことのないイベントだが、経験のあるなしに関わらず、これまでも素晴らしいペースを披露してきた。今回期待することは。トップ争いができると考えているか
EL:もちろん考えていない。自分は現実的な性格だ。ここに来るのは初めて。メキシコと同じような感じのフィーリングだ。かなり苦戦したが、ほとんどが自分の悪いドライビングのせい。ここで走るのは初めてだし、他のみんなは何度も同じステージを走っている。コンディションのことも分かっている。タイムで張り合うのはとても難しいよ。

Toyota Gazoo Racing WRC

Q:レッキでステージを見てきたと思うが、ラフであることやステージの自然には驚いたか
EL:そうだね。特に最長のSS2は、すでに露出している石がたくさんあったし、かなり高い。驚いたが、明日は他の区間はソフトでもある。サプライズがたくさんあるんじゃないかな。それ以外は、だいたいOK。日曜日はとてもテクニカルでナロー、土曜日はもう少しプッシュできそうだ。でもエルフィン(エバンス)が言ったように、ワイドになったりミスをしやすい。ここでワイドになったら、何かにヒットしてしまう。

Q:コルシカでは、初めてフィニッシュで結果に喜ぶ表情を見せた。今シーズン、ここまでの内容をどのように評価するか
EL:どのラリーもミスがあったし、それがなければもっといいリザルトが出せたと思う。だから、今週末は絶対にミスのないようにしたい。でも、正直、自分のミスは小さなものだし、メキシコはミスの割には被害が大きくなってしまった。こうしたことをなくさなければならないし、それができればもっとハッピーになれる。

ワールドラリーカレンダー2020