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世界RXがシルバーストンで公式テスト、チャンピオンチームPSRXも順調

©PSRX VW Sweden/McKlein

世界ラリークロス選手権は3月26‐27日、英国のシルバーストンサーキットで公式テストを実施した。チャンピオンチームとして今シーズンを戦うPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンも、順調にテストを終了し手応えをつかんだ。

3月上旬にフランスのロエアックで2018年スペックのフォルクスワーゲン・ポロRスーパーカーでの最初のテストを行ったPSRXは、今回のテストでさらに修正を煮詰めリファインを進めた。

テスト会場となったシルバーストンは、今季初めて世界RXの英国戦が開催されることになっており、ラリークロスサーキットが新設された。2日間のテストは、月曜日は日差しに恵まれたが、火曜日は一日雨が続き、様々なコンディションでテストを行うことができたようだ。

チームオーナーのペター・ソルベルグは「流れは良さそうだ。今回はマシンにさらにポジティブなステップアップができた。いくつかのエリアに取り組んできたが、ジオメトリーのような部分についてはいい前進ができたと感じている」とコメント。
「自分たちのテストは、ここまでほとんど雨の中で行ってきたので、少しでもドライのコンディションで走りたかった。月曜日に日差しが出たので、その作業が少しできたが、ローンチイベントがあったのでテストを中断しなくてはならなかった。そうしたら、2日目はまたウエットになってしまったよ!」

「全体としてはポジティブに捉えている。シルバーストンのテストでは、開幕戦のバルセロナに向けてとてもいいデータやヒントが得られた」

ドライバーズ選手権のディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを迎えるチームメイトのヨハン・クリストファーソンは「今年はテストの制限があるため(世界RXが行われるサーキットで、2018年に設定されている公式テスト3回しかテストが認められない)、コース上で過ごす時間は本当に重要になるので、この2日間は素晴らしい内容になった」とコメント。

「ペターと僕は、マシンをどうしたいかという作業を連係して行い、いつものようにフォルクスワーゲン・モータースポーツも素晴らしい仕事をしてくれた。マシンのパフォーマンスが前進したのと同時に、今週はシルバーストンの新しいコースも興味深く見ることができた。それもウエットとドライの両方のコンディションでね」

さらにチーム代表のパニラ・ソルベルグは「ポロRスーパーカーでさらに走り込みを行い、チームにとってとてもエキサイティングな1週間になっている」とコメント。
「今回は、ライバルのマシンも見ることができた。プロドライブのルノーを初めて見たが、とても強そう。ペターも自分もプロドライブのことはよく知っているので、彼らが手堅いマシンを作ってくることは分かっていた。シーズンが盛り上がることを楽しみにしている」

またこの公式テスト中に行われたシーズンローンチでは、ゲストの同乗走行も実施。F1チャンピオン、ルイス・ハミルトンの実弟、ニコラス・ハミルトンもポロRスーパーカーのシートに収まった。

PSRX VW Sweden/McKlein



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