JRC嬬恋:競技2日目、鎌田卓麻がリードを拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

JRC嬬恋:競技2日目、鎌田卓麻がリードを拡大

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全日本ラリー選手権開幕戦Rally of Tsumagoi(ラリーオブ嬬恋)の競技2日目が2月3日(土)に行われ、SS13までのレグ1Bを終えて、鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が首位をキープ。2番手には柳澤宏至/加勢直毅(スバルWRX STI)がつけている。

競技2日目は、SS6〜SS13の8SS、28.849kmという設定。気温が高く、ステージによっては路面の雪が解けるコンディションとなり、選手たちは路面を読みながらの走行となった。

JN6クラスは、オープニングのSS6で柳澤が今大会初のベストタイムをマーク、鎌田に5.0秒差をつける力走で、10.7秒あった差を5.7秒にまで短縮することに成功。しかし鎌田も3連続ベストタイムで応戦、その後もジワジワと柳澤との差を拡大し続け、この日を終えた段階で19.4秒差にまで広げている。鎌田と3番手の福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションⅩ)は1分07秒4差となっており、競技最終日は鎌田と柳澤の接近戦が予想される。4番手には前日7番手から浮上した能戸知徳/田中一弘(スバル・インプレッサWRX STI)、5番手に草間一朝/山本磨美(スバルWRX STI)、6番手は金岡義樹/大村悟士(スバルWRX STI)がつけている。

JN3クラスは、前日をトップで終えた唐釜真一郎/小泉雅之(マツダ・デミオ)がSS6で雪壁にスタックし戦線離脱する波乱の展開に。代わって3番手の天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)がSS8でトップを奪い返しクラス首位にポジションアップ。天野はチェーンが切れかかるアクシデントもあったものの、大きな問題なくこの日を終えている。クラス2番手の眞貝知志/安藤裕一(トヨタ・ヴィッツ)は、コンディションの変化に手こずり思うような走りができず、天野と43.2秒差となった。3番手には渡部哲成/松浦俊郎(マツダ・デミオ)が浮上している。

JN1クラスに順位変動はなし。内藤学武/小藤桂一(マツダ・デミオ)が首位をキープ。三苫和義/小林剛(スズキ・スイフトスポーツ)は、SS10を言えた時点で内藤に26.4秒差をつけられたものの、SS11とSS13のベストタイムで逆襲し16.8秒差の2番手を守った。何度かコースオフを喫しつつ、無理せず走行を続ける天野浩明/羽琉(トヨタ・ヴィッツ)が3番手を守っている。

4日(日)のレグ2は、SS14〜SS21の8SS、27.033km。フィニッシュは15時04分からグリーンホテル軽井沢で行われる予定となっている。

International Rally of Tsumagoi レグ1B暫定結果
順位 クラス順位 選手名 マシン名 タイム(差)
1 JN6-1 鎌田卓麻/市野諮 itzz DL SYMS WRZ STI 38:25.3
2 JN6-2 柳澤宏至/加勢直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI +19.4
3 JN6-3 福永修/齊田美早子 555☆OSAMU・F☆DLランサー +1:07.4
6 JN3-1 天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツRS +8:33.9
10 JN1-1 内藤学武/小藤桂一 YH Moty’s BRIG G4デミオ +12:31.8



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