【Martin’s Eye】WRC2タイトルを目指すティデマンドとアンダーソン、スウェーデンから今季始動 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【Martin’s Eye】WRC2タイトルを目指すティデマンドとアンダーソン、スウェーデンから今季始動

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大御所WRCメディア、マーティン・ホームズが、長年の経験に基づく独自の視点で切り込むMartin’s eye。WRC2チャンピオンとして、2018年はドライバーのポンタス・ティデマンドとタイトル連覇を目指すコ・ドライバーのヨナス・アンダーソンに話を聞いた。
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2月15日に開幕するラリースウェーデンでシーズン初戦を迎える、2017年WRC2チャンピオンのポンタス・ティデマンドとヨナス・アンダーソン。コ・ドライバーのヨナスにとって、2017年はティデマンドとWRC2に参戦する2シーズン目だった。それまでは、マッズ・オストベルグのパートナーとして、WRカーで7年参戦を続けていた。1月に英国で開催されたWRCローンチに登場したヨナスに、2017年のタイトル獲得を振り返ってもらった。

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ヨナス・アンダーソン(JA):素晴らしい気分だよ。参戦した7戦中(WRC2部門)、5勝を収め、あとは2位と3位が1回ずつ。最高のシーズンだった。僕らもよくやったし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた。マシンにはテクニカルトラブルはなかったので、それぞれが目的通りに進んだ。だからといって、それを単純なことだなんて言ってはいけない。単純に進むことなんて、何もないからね。でも、スウェーデンで勝つという、最高の滑り出しではあった。

その後は、コース上でもいろいろあった。これだけいいシーズンになったのは、いろいろなことが噛み合ったからだ。それぞれのラリーの前には、舞台裏で山のような作業を続けていたので、どのラリーでも万全の準備で臨んでいた。いい戦略も立てられて、どんなアプローチで行くべきかをその都度決めていた。目標に向けて、全体のパッケージが整っていたのだと思う。

(マーティン・ホームズ)MH:シュコダのワークスドライバーでWRC2タイトルを目指したドライバーは何人もいたが、自分たちが一番いい形で進むことができた理由は?
JA:去年、フルで選手権を戦ったのは僕たちだけだった。他のドライバーは、シュコダからはフル参戦していない。そういった意味では、際立って優遇されていたわけではない。また2台以上参戦しているイベントでは、誰が勝って誰が後退しなくてはならない、というようなことは言われることはなかった。そういったチームオーダーは一切なかったんだ。

MH:どのイベントに誰がエントリーするかは、誰が決めていたのか。
JA:それはチームが決めていた。もちろん、彼らと話し合いは行ったが、誰がどのイベントに出るかは、彼らにも僕らにも一番いい選択肢をという前提のもとに、最終的にはチームが決めていた。

MH:今年、シュコダはポンタスとヨナスにWRC2参戦のフルサポートを行うが、それ以降、ポンタスは将来をどのように見ているのか。
JA:もちろんWRCにステップアップしたいが、シートを獲得するのは非常にトリッキーだ。いいシートでなくてもいけないし、ベストの環境を得るには時間もかかるし、場所も空いてなくてはならない。現状は簡単に行く事ではないし、まずはシュコダで再び参戦を続けて、そこからどう進むかを考えていかなくてはならない。イーブン・マネジメントは今でも僕らと連携して取り組んでくれている。もう2年ほどその作業を続けているよ。

MH:イーブン・マネジメントは、新しいドライバーのサポートも始めている。オーレ・クリスチャン・ベイビーは、同社のオーナーの1人の息子でもある。
JA:もちろん彼はジュニアだが、とてもいい人間だし才能がある。昨年は素晴らしい活躍を見せたラリーもあるので、今年も同じような活躍ができるのか非常に興味深いね。また、2人のフィンランド人のチームメイト、カッレ・ロバンペラやユーソ・ノルドグレンと彼を比較することも楽しみにしているんだ。彼らの活躍も楽しみだ。

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MH:新たな若手ドライバーと言えば、ポンタスとソルベルグ(ポンタス・ティデマンドの義父はヘニング・ソルベルグ)の家系にも、期待の若手ドライバーがいる。オスカー(ヘニングの息子でポンタスの義弟に当たる)に、今はオリバー(ペターの息子)も!
JA:ソルベルグ一族は、特別な存在だ。素晴らしい家族だし、いいメンバーがたくさんいる。彼らと時間を過ごすのはいつでも楽しいよ。彼らがどんな風に成長するのかも、非常に楽しみだね。
(Martin Holmes)

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