ダカール2018:ステージ13でペテランセルが後退しトヨタ勢が2‐3体制、サインツ総合首位で最終日へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2018:ステージ13でペテランセルが後退しトヨタ勢が2‐3体制、サインツ総合首位で最終日へ

©Red Bull

ダカールラリー2018年大会は1月19日、ステージ13に設定されたサンファン‐コルドバ間の927km(SS:368km)、バイクとクワッドは904km(SS:423km)の走行が行われた。ダカールのステージも残り2本。本格的に差を詰めるチャンスはこの日が最後、という佳境を迎える中、ここに来て総合順位が大きく動いた。

総合3番手のナッサー・アル‐アティヤは、前日トップタイムをマークしたことから、この日は先頭走行。しかし、スタートしてまもなく、テクニカルトラブルが発生して10分以上をロスしてしまう。それでも、自力で再スタートを果たし、終わってみれば前日に続くステージ勝利を飾って、ポディウム圏内の順位を堅守した。しかし、アル‐アティヤ自身、総合順位がひとつ上がることになるとは思ってもいなかった。

Red Bull

この日を終えた時点で、アル‐アティヤの順位は、総合首位のカルロス・サインツに46分遅れの2番手。しかし、それまで2番手だったチーム・プジョー・トタルの、前年大会の覇者でもあるステファン・ペテランセルを不運が襲ったのだ。ペテランセルはステージ78km地点の木にマシンを引っかけてしまい、チームメイトのシリル・デプレからの救援を受けるまで走行を再開することができなかったのだ。

デプレは、親指をねん挫したペテランセルに応急処置を施し、ニュートラゼーション区間ではメカニックが破損したステアリングの補修を行った。これにより、ペテランセルは1時間以上のロスを喫してしまった。

さらに、総合4番手につけていたベルナルド・テンブリンクもリタイア。この結果、ジニール・ドゥビリエも順位を上げ、アル‐アティヤとドゥビリエのトヨタ・ガズーレーシングSA陣が2−3体制となった。ドゥビリエがこの順位をキープしてフィニッシュすることができれば、自身12度目のトップ5フィニッシュとなる。

2018年のダカールラリーも、いよいよ競技最終日を迎える。20日のステージ14は、WRCも訪れるコルドバ‐コルドバ間の284km(SS:119km)を走行し、今大会のフィニッシュを迎える。しかし、最後のステージにも30近くの川渡りや、路面の穴も多く、最後の最後まで気を緩めることのできない戦いが続く。

主要ドライバーコメント
カルロス・サインツ(#303)「最初の区間は、とても難しかった。自分の後ろでは、さくさんのコンペティターがトラブルに遭ったのではないかと思う。安全に走るように努めた。今回の大会がスタートしてから、たくさんのドラマを見てきた。フィニッシュラインを超えるまで、レースは終わらない。明日も、順調に終えたいね」

Red Bull

ナッサー・アル‐アティヤ(#301)「ステージは、つなぎも合わせて1000kmあり、とてもハードで、とても長い一日だった。とてもサンディで木が多いので、ミスやクラッシュをしやすい。でも、これもダカールだ。今、ここにいられることが、とてもうれしいし、今は順位が2番手になった。とてもいい瞬間だ。まだ1ステージ残っている。明日は140kmあるので、ベストを尽くしてポジションをキープすることに専念していく」

ジニール・ドゥビリエ(#304)「今日もタフな一日で、最初の区間はすごくサンディで、クラッシュしていたバイクを避けようとしてスタックしてしまった。そこからエンジンがうまく機能しなくなり、大変だった。サバイバルなステージだった。体力的にも、精神的にも、マシンにとってもアンビリーバブルなステージだった。ダカールで、こんな無茶苦茶なステージを見たのは久しぶり。南米での大会では、間違いなく一番ハードな1本だね」

ステファン・ペテランセル(#300)「午前中の最初の計測区間で、草が生い茂るワインディングな場所に来た。少しアタックしたが、木にヒットするのを避け切れず、左フロントにダメージを負ってしまった。修復を始め、シリルが助けにやってきてくれた。1時間以上をロスして、マシンが不調のまま走り始めることができた。目指していた1‐2フィニッシュのチャンスがなくなってしまい、とても残念な結果。チームのみんなのことを思うと、すごくガッカリしている」

ダカール2018年大会 ステージ13終了時点結果
1 C.サインツ(プジョー) 47:46:30
2 N.アル‐アティヤ(トヨタ) +46:18
3 G.ドゥビリエ(トヨタ) +1:20:00
4 S.ペテランセル(プジョー) +1:28:08
5 J.ライゴンスキー(MINI) +2:46:32
6 S-K.アルカシミ(プジョー) +4:20:40
7 M.プロコップ(フォード) +7:21:55
8 P.メルクステイン(トヨタ) +7:42:41
9 S.ハルペルン(トヨタ) +9:09:04
10 L.アルバレス(トヨタ) +9:21:22

19 M.ヒルボネン(MINI) +16:15:40
20 O.テラノバ(MINI) +18:48:14
24 三浦昂(トヨタ) +30:44:42
27 C.デプレ(プジョー) +45:15:52

ワールドラリーカレンダー2019