ダカール2018:ステージ3で昨年覇者のペテランセルが首位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2018:ステージ3で昨年覇者のペテランセルが首位に浮上

©Red Bull

ダカールラリー2018年大会は1月8日、ステージ3の走行がピスコ ‐ サン・ホワン・デ・マルコナ間の502km(SS:295km)で行われた。ルートはペルーの砂漠をさらに奥まで入っていく。南米の日差しが照りつける中、ここでは各部門で過去の覇者がリードに立った。

ダカール優勝経験13回を誇るステファン・ペテランセル(プジョー)は、この日のステージ序盤で、前日に総合首位に立ったチームメイトのシリル・デプレに追い付き、トップ3タイムをマークして総合首位に浮上した。デプレは、総合2番手を維持している。

この日トップタイムを叩き出したのは、トヨタのナッサー・アル‐アティヤ。自身2度目のダカール勝利を目指し、総合3番手まで順位を上げた。途中、タイヤの1本がリムから外れパンクに見舞われ期待ほどのタイムを出すことはできなかったと言いながらも、首位との差を射程圏内に収めた。

大会4日目はサン・ホワン・デ・マルコナ ‐ サン・ホワン・デ・マルコナ間の444km(SS:330km)を走行する。

主要ドライバーコメント
ステファン・ペテランセル(#300)「今日も素晴らしいステージだった。昨日と同じく砂丘が多く、複雑だった。朝はバイクが先にスタートしたので、ナビゲーションは少し楽だった。彼らがつけた跡がとてもよかったので、それを辿っていくことが多かった。いい速さで走ったが、絶対にフルアタックはしなかった」

シリル・デプレ(#308)「ステージの序盤で追い付かれたので、ハードにブレーキをしなくてはならず、砂丘に入っていった。実はこのことで少し落ち着くことができたので、いい目覚ましになったよ! 今日は走行順が最初だったので、いいリズムを維持した。ステファンは最終的に僕らを追い抜いたが、少しの間、一緒に走ることができた。まさにペルーという感じでステージはとても複雑だった。いい滑り出しができたので、この感じを維持していかないとね!」

ナッサー・アル‐アティヤ(#301)「今日は2回パンクした。午前にショートステージで1回、そして30kmの前に1回だ。3分近くをロスしたが、大きな問題ではない。ステージ勝利を獲得したことはよかった。プッシュしなくてはならなかったが、とても危険な場所もあったので、大きなプッシュはしなかった。いいパフォーマンスだったし、ステージ勝利ができてとてもうれしい。まだ先は長いし、トヨタ・ハイラックスはいいマシンと信じているので、今日のようにベストを尽くしていきたい」

セバスチャン・ローブ(#306)「とても乗っていけるような全開の砂丘が続いたかと思えば、突然荒れていることもあるので、リズムをつかむのが本当に難しかった。目に見えることを信じるしかなかった。砂漠を読む経験は自分にはないので、慎重にドライブした」

ジニール・ドゥビリエ(304)「今日のステージは、昨日と同じような感じだ。かなりトリッキーだったが、昨日ほどハードではなかったかもしれない。序盤でローブに追い付き、その直後を走っていたが彼のダストが影響して、少し後退しなくてはならなかった。必死のペースではプッシュせず、後半の砂丘では少し慎重に走った。マシンは順調。先が長いので、明日どうなるか、また様子を見ていく」

ダカール2018年大会 ステージ3終了時点結果
1 S.ペテランセル(プジョー) 6:34:58
2 C.デプレ(プジョー) +03:11
3 N.アル‐アティヤ(トヨタ) +07:43
4 S.ローブ(プジョー) +10:11
5 G.ドゥビリエ(トヨタ) +11:23
6 C.サインツ(プジョー) +14:47
7 B.テンブリンク(トヨタ) +31:18
8 O.テラノバ(MINI) +35:19
9 M.プロコップ(フォード) +38:56
10 S-K.アルカシミ(プジョー) +43:56



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