WRCラリーGB:オジエとMスポーツのタイトルが確定、エバンスが母国戦でWRC初勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCラリーGB:オジエとMスポーツのタイトルが確定、エバンスが母国戦でWRC初勝利

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WRCラリーGBは10月29日、最終日の競技を終えて、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)の5度目のドライバーズタイトルが確定。最多タイトル獲得記録でセバスチャン・ローブに続く、2位に上がった。

一方、チームメイトのエルフィン・エバンス(フィエスタWRC)は、母国戦で自身初となるWRC勝利をマーク。英国人によるラリーGB制覇は、2000年のリチャード・バーンズ以来となる。大混戦となった今季、ラリーウイナー経験者はエバンスで7人目。エバンスは、SS2で首位に立つとラリーを通してリードを守り切り、21SS、304.36kmの戦いの末に、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)に37.3秒差、オジエには45.2秒差をつけての快勝を決めた。

タイトル争いは、最終パワーステージまで張り詰めた戦いが続いた。タイトルチャンスをわずかに残していたヌービルは、ここでベストタイムをマークし最大ポイント5を加算。しかし、そのヌービルはこのステージをスタートする数秒前に、オジエがアンドレアス・ミケルセン(i20クーペWRC)に0.1秒差でSS4番手となるタイムをマークしてタイトルが確定したというメッセージを受け取っていた。

「フィニッシュラインでは感極まったよ」とオジエ。
「厳しい1年だったし、みんな必死だった。Mスポーツでチャンピオンになれたのは、本当にアメージングだよ」

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HYUNDAI

エバンスは6ヶ月前のアルゼンチンで、パワーステージでヌービルに逆転され0.7秒差という史上3番目の僅差で初勝利を逃していたが、ついにその時を母国で迎えた。
「何年もの間、自分を信じてきてくれたみんなのためにも、本当にうれしく思う。たくさんの人が支えてくれた。この勝利は、みんなのためのものだ」と語るエバンスは28歳でWRC初勝利を飾った。

オジエとエバンスに加え、所属のMスポーツも2007年以来となるマニュファクチャラーズタイトルを確定。プライベートでフォードを走らせる同チームは今季、全戦でノミネートドライバーのポディウムフィニッシュを維持してきた。

ミケルセンは、全力でチームメイトであるヌービルの援護射撃に挑んだ。ヤリ‐マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)をかわし、ポディウムまであと4.6秒というところまで追い上げたが総合4位でフィニッシュ。そのラトバラは、ヤリスWRCのハンドリングの苦戦し、ミケルセンにわずか0.5秒届かなかった。

TOYOTA

今季の最終戦は、昨年に続いてグラベルのオーストラリア。東海岸のコフスハーバーで、11月16‐19日に開催される。

■WRCラリーGB 最終結果
1. エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC) 2:57:00.6
2. ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +37.3
3. セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +45.2
4. アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +49.8
5. ヤリ‐マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +50.3
6. オット・タナク(フォード・フィエスタWRC) +1:02.3
7. クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC) +1:20.5
8. ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC) +2:16.3
9. エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC) +2:46.5
10. ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +3:50.5

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