全日本ラリー高山:リタイア続出のカーブレイカーラリーで、福永修が初日首位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー高山:リタイア続出のカーブレイカーラリーで、福永修が初日首位

©RALLY PLUS

全日本ラリー選手権第8戦「第45回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2017 supported by Sammy」は、10月14日(土)にデイ1の競技が行われ、福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)が首位に立った。

45回目と全日本ラリー選手権のなかでも最も長い伝統と歴史を持つハイランドマスターズは、高山市の南に位置するふたつのスキー場と近隣の林道を使用するターマックラリー。コースは午前中に2SS、午後に3SSの合計5SSが行われたが、なかでも約30年ぶりにSSに設定されたSS4「御嶽」は、激しく荒れた舗装に落ち葉や草も多く、さらに道幅が狭いハイスピードコースという難しいステージ。事前の天気予報に反して雨はほぼ降らなかったものの、前日までの雨が残っているという難しいコンディションだ。このステージで多くの選手がトラブルに見舞われ、「カーブレイカーラリー」というかつてこのラリーに名付けられた異名が久々に選手や関係者から聞こえてくる、マシンにも選手にも厳しい1戦となった。

JN6クラスは、SS1、3、4でベストタイムを刻んだ福永が首位。8.7秒遅れの2番手には、ポイントリーダーの勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がつけ、チャンピオン獲得に向けて好スタートを切った。勝田はこのラリーで15ポイントを獲得すると、シリーズチャンピオンが確定するという好ポジションにつけている。昨年のウイナー、鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)は、序盤3番手につけたものの、セッティングに悩まされSS4で奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)にかわされ4位に後退してしまった。ランキング2位の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)は、オープニングのSS1でスローパンクチャーに見舞われ総合23位まで後退するものの、SS2、5とベストタイムを重ね、トップから48.7秒差の5番手まで挽回している。

JN5クラスは、今シーズンのチャンピオンマシンをドライブする大桃大意/小坂典嵩が、SS2〜4まで4連続ベストタイムを奪取してデイ1をトップでフィニッシュ。大橋逸夫/木村裕介、鷹野健太郎/ヤナら、MINI勢が2〜3番手につける。DS3で今季5度目の参戦となった川名賢/保井隆宏はSS1でパンクに見舞われ、ステージ中で交換したことにより4分をロス、4番手となっている。

JN4クラスは、モントレー以来の参戦となる石川昌平/竹藪英樹(トヨタ86)が、3度のベストタイムを奪う快走で首位に立っている。山本悠太の順位次第でチャンピオンが確定する曽根崇仁/桝谷知彦(トヨタ86)は、堅実に2番手を維持。3番手には香川秀樹/澤田耕一(ホンダ・シビックタイプR)がつけ、山本/藤田めぐみ(トヨタ86)は4番手からデイ2に懸ける。

JN3クラスは、天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)が全5SSベストタイムで文句なしの独走。後続では、渡部哲成/松浦俊朗(マツダ・デミオ)、大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT)、内藤学武/小藤桂一(マツダ・デミオ)らが2番手争いを繰り広げるが、SS4で渡部がコースオフ、内藤も大きくタイムをロスし、大倉が単独2番手に浮上、40秒後方の3番手に内藤がつけている。

JN2クラスは、若狭で全日本初優勝を果たした戸塚和幸/松本優一(スバルBRZ)がSS1、SS2と連続ベストタイムで午前をリードするが、SS3で大幅にタイムを落としたうえ、SS4では痛恨のリタイア。代わって、ランキング2位の明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)がトップに浮上し、ランキング首位の猪股寿洋/齊藤孝太(トヨタ86)もSS4でベストタイムをマークするなどして反撃し2番手に浮上。明治vs猪股のチャンピオン争いは、12秒差でデイ2に持ち越された。

JN1クラスは、逆転チャンピオンの可能性を残している古川寛/池田孝之(スズキ・スイフトスポーツ)と、伊藤隆晃/大高徹也(日産ノートNISMO)の2台がシーソーゲームを展開。最終的に8.7秒差で古川、伊藤という順位に。このラリーでチャンピオン獲得の可能性がある須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフトスポーツ)は、安定した走りで3番手のポジションを守った。

10月15日(日)のデイ2には計6本のSSが設定される。セレモニアルフィニッシュは14時30分頃よりモンデウスサービスパークにて予定されている。

■第45回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2017 supported by Sammy デイ1結果
1. JN6-1 福永修/齊田美早子 555☆OSAMU・F☆DLランサー 32:02.4
2. JN6-2 勝田範彦/石田裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX +8.7
3. JN6-3 奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー +22.8
11. JN4-1 石川昌平/竹藪英樹 ARTAオートバックス86 +2:37.6
12. JN2-1 明治慎太郎/北田稔 YHGd高崎くす子86 +2:46.8
13. JN3-1 天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツRS +2:49.1
20. JN1-1 古川寛/池田孝之 スマッシュDLスノコ東光itzzスイフト +3:25.2
23. JN5-1 大桃大意/小坂典嵩 KYB DUNLOP DS3R3 MAX +3:52.6



ワールドラリーカレンダー2020