WRCスペイン:初日はヒュンダイのミケルセンが首位発進 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:初日はヒュンダイのミケルセンが首位発進

©HYUNDAI

WRC第11戦スペインは10月5日にサロウでセレモニアルスタートが行われた後、6日に競技初日を走行。この日設定された6SSを終えて、ヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンが首位に立った。2番手には選手権リーダーのセバスチャン・オジエが、1.4秒の僅差でつけている。

快晴に恵まれ気温も高くなったことから、サロウ西部のグラベルはドライコンディション。グラベル路面で行われたデイ1は、走行順が遅いドライバーに有利となった一方で、走行順が早いドライバーはグラベル掃きを背負うことになる。この日は3人が入れ替わりで首位に立つ激しい首位争いが展開された。

9番目に走行したミケルセンは、走行順の優位に加え、ハードコンパウンドのタイヤをチョイスしたことが後押しとなり、SS3でマッズ・オストベルグを0.6秒差に抑えて首位に浮上。続くSS4でオストベルグに首位を奪い返されるも、すぐさまSS5で再逆転した。先月にヒュンダイ入りが発表されたばかりのミケルセンは、この日がi20クーペWRCでの初めての実戦となった。「進捗にはとても満足している。自分にとって新しいマシンだから、まず慣れていかなくてはならなかった」とミケルセン。
「最初の2本は慎重になりすぎたが、ディファレンシャルのセッティングを変えたら、フィーリングがよくなった。最後のステージでは、サスペンションに何かあったようだが、何とか対応したよ」

M-SPORT

先頭走行のオジエは、ルーズグラベルの影響を最も受ける形となったが、各ループの最後に走行するロングステージのテッラ・アルタでは、とくに中盤のテクニカルな舗装セクションで圧巻の走りを見せた。タイヤの摩耗は激しかったが、それをうまくコントロールし、ミックス路面イベントでの最大の懸念要素となるグラベルの初日を2番手で折り返した。

シトロエンのクリス・ミークはベストタイムを2本マークして、首位に3.0秒差の3番手に浮上。スピンでのタイムロスがなければ、さらに順位を上げていたかもしれない。

Red Bull

序盤首位で滑り出したタナクはフロントタイヤのスローパンクに見舞われた上に、午後はハンドリングに違和感を抱えてしまう。ミークに3.3秒差の4番手でこの日を終えた。SS4で一時首位に立ったオストベルグは、タナクに0.8秒差の5番手。コックピットに穴が空いてダストが入り込んだ上に、最後のステージではヒーターにトラブルが発生。一気に5番手まで後退する悔しい初日となった。

母国戦を迎えたダニ・ソルドは、序盤のステージでグリップに苦戦したが、地元の大声援を受け奮闘。首位から10.8秒差の6番手で折り返した。その後ろには、チームメイトのティエリー・ヌービルが続いた。ヌービルは、午前ループでソフトタイヤを選んだことが裏目に出た上に、再走ループでは理想のセットアップを見つけることに難儀した。

ユホ・ハンニネン、ステファン・ルフェーブル、エサペッカ・ラッピは、トップ10圏内でこの日をフィニッシュ。ラッピは、ブレーキを失い30秒以上のタイムロスを喫している。

TOYOTA

災難だったのはヤリ‐マティ・ラトバラ。SS4でベストタイムを奪取したものの、続くSS5でマシンの下まわりを強打。潤滑系のメカニカルトラブルにより、最終ステージを前にデイリタイアに。チームは、デイ2以降も再出走せずラリーリタイアを発表した。

75分間に拡大された最終サービスで、各チームはマシンの仕様をグラベルから舗装に変更し、残り2日間のターマックステージに備えた。競技2日目は、3本のステージを2回ループ。その後、大勢の観客が集まるサロウのショートステージで1日を終える。総ステージ走行距離は121.86kmが設定されている。

WRCスペイン SS6終了後暫定リザルト
1. アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) 1:11:56.3
2. セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +1.4
3. クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC) +3.0
4. オット・タナク(フォード・フィエスタWRC) +6.3
5. マッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC) +7.1
6. ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +10.8
7. ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +12.8
8. ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC) +33.6
9. ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC) +1:02.2
10. エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC) +1:05.5



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