マトン「今季残りのドライバーの予定は頭の中にある」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マトン「今季残りのドライバーの予定は頭の中にある」

©Martin Holmes Rallying

セバスチャン・ローブがシトロエンC3 WRCをテストするというニュースがラリーフィンランド前に発表され、9連覇王者がWRCに復帰するのではないかという憶測が一気に高まった。ラリーフィンランドの会期中、ユバスキラのサービスパークでシトロエン・レーシングのチーム代表、イブ・マトンがジャーナリストから質問攻めにあっている中、マーティン・ホームズがこの状況について直接話を聞いた。

イブ・マトン(YM):セバスチャン・ローブは、日頃から我々と何かをしたいと興味を持っていた。C3 WRCをドライブしたいと熱望もしていた。我々にとっても、別のドライバーからC3 WRCのフィードバックを得られることは興味深いことだったし、彼もそれに意欲的だった。ただし、2017年規定のWRカーであるC3 WRCをドライブしたいと思うことは、競技への復帰を意図するものではなく、好奇心の範疇だ。彼はあらゆるモータースポーツのマシンに興味を持っているし、なかでも2017年規定のWRカーは一番試してみたいマシンということだろう。

マーティン・ホームズ(MH):テストはどこで行うのか。
YM:きっと大騒ぎになってしまうので、発表しない。言えるのは、ドイツの前、8月の最初の週にターマックで行うということだけだ。ドイツの前に舗装でテストができれば、有用なフィードバックがあるかもしれない。彼の経験のレベルは、我々に新しいアイデアを与えてくれる可能性がある。

MH:彼が競技でマシンをドライブする計画はないのか。
YM:ない。

MH:アンドレアス・ミケルセンはどのような状況になっているのか。
YM:彼はドイツでは走るが、それ以降のことは現状、予定は立っていない。

MH:彼はチームに残るのか、それとも彼がどこに行こうと自由なのか。
YM:今は彼はもちろんチームのメンバーだ。ドイツの後は状況次第だが、将来的に一緒に仕事をする可能性はある。しかし、今は今後についての話し合いは行われていない。現状、すべてが合意に達しているのはドイツだけだ。

MH:この先、シーズン末まで、どのドライバーがどのイベントに出るのか、予定は組んでいるのか。
YM:頭の中ではある程度の予定は組んでいるが、現時点では言えない。言えるのはドイツのラインナップだけで、その後は様子を見ながら最終的な判断を下すつもりだ。それから、各戦とも3台しかないということも今、言えることだ。

MH:最後に、今年のタイトルはもうあきらめたと口にしたという報道があるが。
YM:いいや。あきらめたというのは、正しい言い方ではない。我々が本当に専念しているのは、2018年シーズンについてということだ。2018年の勝利を目指すために真剣に取り組んでおり、今年は“なにがなんでもイベントごとの勝利を目指す”ような戦いはしていない。
(Martin Holmes)



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