昨年覇者のミーク擁するシトロエン、フィンランド連覇に挑む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

昨年覇者のミーク擁するシトロエン、フィンランド連覇に挑む

©CITROEN / @World

今週開催されるWRCフィンランド戦に、3台のシトロエンC3 WRCをエントリーさせるシトロエン勢。うち1台を駆るのは、昨年のフィンランド戦を制したクリス・ミークだ。残り2台は、クレイグ・ブリーン、カリッド・アル‐カシミがステアリングを握る。この布陣は、昨年のフィンランドと同じ顔ぶれだ。

注目は、昨年ウイナーのミーク。この時は、WRC史上最高平均速度をマークしている。コースは昨年と大きくは変わってはおらず、よりパワフルな仕様となった2017年規定のWRカーでどんなタイムを出してくるのか、興味は尽きない。
「ラリーフィンランドはずっとお気に入りのイベントだったが、昨年勝ったことで、より特別なイベントになった」とミーク。
「世界で最高のグラベル路がフィンランドにはある。ここに、C3 WRCで戻ってこれることをうれしく思うよ」
「テストセッションは、ほとんどが雨で気温が低い中で行われた。今回も同じような天気が予報されているので、路面がマッドになれば走行順10番手はアドバンテージにはならない。いずれにしても、チームのためにいいリザルトを獲得できるよう、ベストを尽くす」

2016年のフィンランドでは、ブリーンも3位でフィニッシュし自身初となるWRCのポディウムに上がっている。
「このラリーは、走りやすさを感じるラリーの一つ。昨年のフィンランド戦では、初めてWRCでポディウムに上がったという忘れられない思い出ができた」と昨年を振り返るブリーン。
「ポーランドは悔しい結果に終わったので、フィンランドのスタートが待ち切れない。5位フィニッシュが4回続いているので、もちろんもう一つ上に行きたいと思っている」

フィンランドの参戦はこれまでに7回というアル‐カシミ。
「フィンランドは、とてつもなく高速なラリーで、ジャンプも対応が難しい」とその厳しさを語る。
「自分が目指すのは、C3 WRCでのいいペースを保つこと。正確なペースノートを作るために、レッキをうまく行う必要がある。テストでは、高速な道にまた慣れる機会が得られたし、マシンのアップグレードを試すこともできた。クリスとクレイグの幸運を祈っている。今年も、できる限りのリザルトを目指してもらいたい」



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