WRCイタリア:タナック「ハッキリ言おう、いい気分だ」デイ4コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:タナック「ハッキリ言おう、いい気分だ」デイ4コメント集 

©M-SPORT

ラリーイタリア・サルディニア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント。難関グラベルのサルディニアを制し、待望のWRC初優勝をついに手にしたタナック。万感の思いを明かした。
*()内は総合順位の前日比

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

M-SPORT

オィット・タナック/総合優勝(=)
「みんなから、どんな気分かって聞かれるからハッキリさせておこう、いい気分だ! 本当に厳しい週末だったが、賢明な戦略を立ててそれに徹した。終わってみれば、ハッピーな週末だったよ! チームはマシンを完璧にしてくれたし、マルティンも奮闘してくれた。今季の前半を通して、素晴らしい内容だった。本当に強いチームだ。マシンの中も、外側も。そして強いチームメイトが、僕に全力の力を出させてくれる。全ての歯車がかみあい始め、常に成長を続けている。自分たちにとって、とても重要な一歩を踏んだ。いま、一つの成果を達成したので、この先どこまでいけるか楽しみにしたい」

Red bull

セバスチャン・オジエ/総合5位(↑)
「自分たちにとってはベストの週末ではなかったが、この厳しい週末の末に13ポイントを獲得できたことは間違いなくポジティブな結果だ。シーズンの折り返し地点で選手権をリードできているのは素晴らしいこと。自分が首位に立っている間は、自分がうまくやっていけていると分かる。優勝したオットには祝福を贈りたい。彼は文句なしに勝利にふさわしいし、この週末必死で取り組んできたチームにとっても今回も素晴らしい結果となった」

エルフィン・エバンス/総合26位(=)
「この週末、勝利にふさわしい走りをしたオットを祝福したい。今、チームはとても強く、全員が全力で取り組んでいるので、チームのみんなにも大きな拍手を贈りたい。この週末は、自分たちには流れがなかったということだろう。でも、ポジティブな面に視点を置いて、次のポーランドを楽しみにしたい」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

Hyundai Motorsport GmbH

ティエリー・ヌービル/総合3位(=)
「この週末は、優勝争いをすることができなかったのは残念だったが、全体としてはポジティブなラリーだった。土曜日にブレーキにトラブルが発生して1分以上をロスしてしまい、それを取り戻せなかったのはとにかくアンラッキーだった。それでも、このタフなラリーでポディウムに上がり、今季続いているポジティブな結果を今回も出せたのはいいこと。パワーステージでは全力を尽くしたが、走行順は自分にはあまり向いていないタイミングで車高を上げても十分ではなかった。それでも、ポイントも獲得できたので、まずまず満足していいと思う。オジエとの差をまた少し詰めることができたが、シーズン後半に彼に追いつくためにはビッグプッシュしなくてはならないと覚悟している」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合12位(↑)
「ラリー序盤のストレスのたまる内容に比べれば、こういう形でラリーを終えることができてよかった。今日の午前はステージウィンを獲得できて、うれしかった。この週末では4本目だった。パワーステージでプッシュするためにタイヤをセーブしたいと思っていたので、それができた。簡単ではなかったが、今回ポイントを獲得できて、うれしいよ。金曜日のターボトラブルがなければポディウム争いに絡めていたと思うが、今となってはどうにもできない。今はただ、次のポーランドに集中して、自分たちにもチームにとっても本来の力に見合ったリザルトを目指したい」

ヘイデン・パッドン/SS18でラリーリタイア
「土曜日のことがあったので、今日はリズムを取り戻したかった。ステージウィンを1本取っていい流れができ始めていたが、今日ポジティブだったのはここまでだった。最後から2本目で、平凡なコーナーで奇妙なことが起こり、昨日のようにイン側をひっかけてしまいワイドに膨らんでしまった。なぜこんなことが起きたのか分からない。自分自身にひどくガッカリしている。今回のことで何かを得たいと思うが、同時にこのことは忘れてポーランドのことを考えたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

TOYOTA

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合2位(=)
「最終的にあと一歩のところまできたし、このリザルトには満足だが、今日は2回ミスをした自分にも少しガッカリしている。今日2本目で、深い轍を走っている時に2速に入れた際、マシンがストールした。そして、パワーステージとして同じステージを走った時には、ジャンクションでマシンを曲げることができなかった。いずれにしても、チームのことを思えばハッピーだ。リザルトも、パフォーマンスもよかった」

TOYOTA

エサペッカ・ラッピ/総合4位(=)
「今回のラリーには満足、たくさんのことを学んだ。今日は、特にパワーステージがよかった。どのドライバーもハードにプッシュしてくるステージだからね。今日の最初の2本は、完全にタイヤをセーブするモードにしていた。だからタイムもあまりよくなかったが、失ってもいない。そしてパワーステージの前のステージから少しプッシュし始めてフィーリングをつかみ始め、パワーステージではフルアタックしたがトラブルは何もなかった。クリーンでミスのない走りができた。今回のラリーで自分が学んだ最も重要なことは、ツイスティな低速の道でのドライビングスタイルだ。次は、速度域の高い道でのドライビングも学んでいかなくてはならない」

TOYOTA

ユホ・ハンニネン/総合6位(↓)
「今回のことから得られるポジティブなことは、たくさんある。色々なことを試したし、今後のために有意義な情報を集めることができた。残念ながら今日は、継続的にステアリングのトラブルが発生していた。昨日と同じトラブルだ。これがタイムロスにつながった。それでも高ポイントが獲得できたし、ヤリスWRCでの自分のベストリザルトを収めることができた。ラリーが終わった今、金曜日の最後のステージでのミスを悔やまれる。これで土曜日の走行順が厳しくなったので、状況が変わってしまったと思う。しかし、これもラリーという競技の一部だし、重要なのは3台が揃ってチームにいい結果をもたらしたことだ」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

アンドレアス・ミケルセン/総合8位(=)
「午前はずっと速さを上げていこうと努めていたので、(最終SSでは)タイヤが摩耗していたかもしれない。でも、今回ここに来た目的は果たした。走行経験を重ねることができたし、たくさんのデータを収集した」

クレイグ・ブリーン/総合25位(↑)
「(最終SSは)厳しい流れだった。ものすごくソフトでサンディだった。ここで必要なのは、ラリーマシンではなくバケツとショベルだね。大変な週末だった。ペースに苦戦した場所もあったし、いいところもあった。一貫した走りができるように取り組む必要がある」



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