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FIAがWRC2規定を改訂、コペッキーのタイトル獲得が可能に

©Martin Holmes Rallying

WRCイタリア戦ラリーイタリア・サルディニアで、シュコダのヤン・コペッキーがWRC2部門にエントリーしたことは、ある意味でサプライズだった。WRC2の参戦必須イベントに指定されていた前戦ポルトガルに、コペッキーは参戦していなかったからだ。

2017年のFIA世界ラリー選手権スポーティング規定8.2.6には次のように明記してある。

シーズン末にシリーズ最終結果の対象となるためには、WRC2部門のエントリーには少なくとも次の3戦に参戦しなくてはならない(ポルトガル、ドイツ、ウェールズGB)。不可抗力の事態を除き、この参戦必須イベントに参戦しなかったドライバーやチームは、サポート選手権のシリーズ順位から除外される。ポイントについても、サポート選手権の残りイベントでは与えられなくなる。

改訂された規定では、“この3戦すべてに参戦しなくても選手権争いからは除外されない”こととされた。上記の参戦必須イベントに参戦していないドライバーは、参戦したものと見なされ、当該イベントについてのポイントは0と記録される。また、当該イベントは、WRC2として参戦可能な最大7戦(ポイント対象はベスト6戦)のうちにカウントされる。

この結果、コペッキーにはWRC2タイトルを獲得できる可能性が残された。コペッキーは今季ここまで、モンテカルロとコルシカに参戦し、モンテカルロではWRC2の2位でフィニッシュしており、現在シリーズ8位につけている。ポルトガルは参戦したと見なされ、0ポイントとなる。

(Martin Holmes)

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