ケトマー、ミラージュR5相当マシンでAPRCフル参戦決定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ケトマー、ミラージュR5相当マシンでAPRCフル参戦決定

©MPartAB

スウェーデンの名門ワークショップ、MパートABは、今季のAPRCにR5規定相当の三菱ミラージュを2台、フル参戦させることを発表した。ドライバーはフィンランドのヤリ・ケトマーと、2016年にこのマシンで英国ナショナルカップタイトルを獲得したスウェーデン出身のロベルト・ブルームベルグが務める。

MパートABが製作するこのミラージュは、ホモロゲーション公認こそされていないものの、FIAのR5規定を遵守した仕様のマシン。昨年はラリー北海道への参戦を予定していたが、ロジスティック面でのトラブルで断念。しかし、10月のマレーシアラリーでAPRC戦に初登場を果たし、ケトマーが総合2位に食い込むなど手応えをつかんでいた。そして今年は、満を持して全6戦にフル参戦。予定通り進めば、念願の北海道上陸も果たすことになる。

MパートABのボス、トーマス・ウェンは「APRCは我々のマシンにとって、素晴らしい活躍の場だ」とコメント。
「R5、R4、NR4などのスペックのマシンが相手となるので、現実的にタイトルも狙える。さらに、昨年のマレーシアでもいい結果を収めているので、同じようなパフォーマンスを他のイベントでも発揮できれば、ポディウム以上のリザルトをマークすることができるという自信がある」

そのマレーシアで総合2位のリザルトを収めたケトマーは「昨年のマレーシアは、長年の参戦の中でも経験したことがないほどタフだった。あのラリーを走りきり、2位に入れたことは素晴らしい記録だ」とコメント。

「APRCフル参戦に向けて、非常にモチベーションが高まっている。絶対に勝ちたいし、このチームならできると思う」

マシンは既にスウェーデンから送り出されており、6週間かけて4月に開催されるAPRC開幕戦のニュージーランドに運ばれる。



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