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APRCラリー北海道:ティデマンドが優勝、高山はアジアカップ首位に

©APSM.tv

APRC第5戦ラリー北海道(北海道帯広市・グラベル)は9月20日、競技最終日となるレグ2の走行が行われた。この日は、ラリー北海道史上初めて、オールターマックとなる池田町の12.37kmステージを含む4SSを2回ループした後、帯広市にある北愛国交流広場隣接のスーパーSS、3回目の走行を行ってフィニッシュを迎える構成。前日の雨は止み、落ち着いた天候の一日となった。

開幕SSから首位に立っていたポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビアS2000)は、初日を終えて2位以下に8分以上の大差を築いており、この日はリスクを負ってのプッシュは無用な状況だが、それでもスーパーSS以外の8本でベストタイムを刻み、最終的に12分以上の大差で今季4勝目。チームMRFの僚友、ガウラブ・ギルがSS2でリタイアしたことから、レグ1をトップフィニッシュした時点で今季のタイトルも確定していた。ティデマンドは、既にニュージーランド、ニューカレドニア、オーストラリアが対象となるパシフィックカップのタイトルを獲得しており、これで今季のAPRC二冠目となる。

「2015年のAPRCチャンピオンが確定したと報告できることが、本当にうれしい!」とティデマンド。
「スウェーデン出身の僕にとって、APRCの道はどこも初めてだったし、MRFタイヤを使うのも初めてだった。だから、この選手権では、できるだけ各イベントを走り切っていい経験を積む事を目標にしていた。ヨーロッパとはステージも気候も全く違うので、APRCではペースノートもできるだけシンプルに作るようにした。本当にいい経験になった」

「今回はかなり早い段階でガウラブがリタイアしてしまって、残念だった。僕たちも賢明にならなくてはならない状況だった。でも、プッシュはしていた。リスクを負ったプッシュではないが、攻めていたよ」

「残る中国でも攻めていく。2週間後にはWRC2のコルシカ戦も控えているし、スペイン、GBも出るかもしれない。WRC2もタイトルのチャンスがあるからね。スペインが終わったら、そのまま中国に向かう。イベントが続くから、楽しみだよ」

コドライバーのエミル・アクセルソンは、来年もラリー北海道に参戦するかという質問に「チームがどんな計画を立てているか分からないので何とも言えないが、個人的にはとてもチャレンジングでいいイベントだったから、もちろん機会があればまた参戦したいね」とコメントを残した。

Mitsuru Kotake

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総合2位には、前日の3位から順位を伸ばしたクスコレーシングのマイケル・ヤング(スバルWRX STI)が、北海道のファンを喜ばせる大健闘を見せた。2WDマシンでは何年もラリー北海道の参戦経験があるヤングだが、今年はマシンが4WDターボになった上にレグ1はヘビーウェットのコンディション。難しい状況を乗り切って好リザルトにつなげた。
「今年は、これまでとは全く違っていたよ」とヤング。
「雨がすごかったし、ハイドロプレーニングなどの危険もあったから、常にマシンをまっすぐ走らせる事に集中しなくてはならなかった」

Mitsuru Kotake

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コ・ドライバーのマルコム・リードは、4WDターボマシンで挑んだラリー北海道について「マレーシアでリタイアしていたので、今回は気持ちを切り替えて、正確に走り、最後まで走り切る事を目指していた。もちろん4WDターボなのでコーナーへのアプローチが格段に速くなるから、ブレーキが肝心だった。だから、低速コーナーであっても、ペースノートを正確に、コーションの付け方などに気を配った」とコメント。

Mitsuru Kotake

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ヤングは、アジアカップ単独リザルトではトップフィニッシュ。そのアジアカップでは、2位に高山仁(スバルWRX STI)が食い込み、前戦マレーシアに続いてポイントを重ね、カップのタイトル争いでは首位に浮上した。
「テストもちゃんとできなかったので、不安は大きかったが、今回のコ・ドライバー(竹薮英樹)がとても信頼できたので、安心して攻める事ができた」と高山。

Mitsuru Kotake

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プライベーターを含めた総合順位では、増村淳(三菱ランサーエボリューションX)が日本人最上位フィニッシュを果たした。

APRC最終戦となる第6戦チャイナラリー龍遊は10月30日〜11月1日に開催される。

APRCラリー北海道 最終結果
1. (APRC) P.ティデマンド(シュコダ・ファビアS2000) 2:24:49.5
2. (APRC/A) M.ヤング(スバルWRX STI) +12:00.6
3. 増村淳(三菱ランサーエボリューションX) +14:35.6
4. (A)高山仁(スバルWRX STI) +15:08.6
5. 高橋冬彦(スバルWRX STI) +20:32.6
6. 吉井崇博(三菱ランサーエボリューションIX) +20:36.2
7. 星野博(スバルWRX STI) +22:51.1
8. 青野亘(三菱ランサーエボリューションX) +28:34.8
9. 青木光広(三菱ランサーエボリューションX) +30:49.5
10. 馬場宏治(三菱ランサーエボリューションX) +33:19.3

(A)はアジアカップノミネート選手



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