TMG、ヤリスWRCのテストを開始 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

TMG、ヤリスWRCのテストを開始

 

 昨年末にTMGがトヨタ・ヤリスWRCの開発テストを行うことを報じていた英国オートスポーツ誌は、今週、イタリアのトスカーナで本格的なテストを行ったことを報じた。

 年初にはシェイクダウンを済ませていたと伝えており、今回はルーズ路面での初めての走行としている。ドライバーには、セバスチャン・リンドホルムに、噂に挙がっていたステファン・サラザンが加わった。テストでは、メカニカルなトラブルは起こらず、ポジティブな内容だったとしている。

 今回のテストプログラムを仕切ったのは、モータースポーツ・イタリア。しかし、チームオーナーのブルーノ・デ・ピアントは、ヤリスWRCのテストでの内容を明かすことは拒否した。
「我々は、トヨタに協力して、テストでのサービスを行った。これが、この件に関するトヨタのコミュニケーションに従ったコメントだ」とデ・ピアント。

 トヨタは、この初期テストに関するモータースポーツ・イタリアとの契約は、2012年にLMP1マシンをテストした際にオレカが協力した状況と同じであるとしている。

 トヨタはWRCへの復帰を公式に発表はしておらず、モータースポーツ活動の一端を担うTMGも来季の競技参戦への可能性はないとしている。

 これはヤリスが2016年のWRCで走る可能性を残していると捉えることもできるが、より現実的なのは、2017年の新規定にマシンを合わせてくるというシナリオだろう。

 2012年にヤリスR1AをWRCドイツでコースカーとして投入、昨年末には2015年に86 CS-R3をカスタマー向けに供給することを発表、今季のモンテカルロ・ラリーでは、豊田章男社長がテレビの生放送にコメンテーターとして出演するなど、トヨタのラリー活動の展開には期待が高まるばかり。一方、TMGは同社のフェイスブックでコメントを残している。

「TMGヤリスWRCについて、ラリー界では大いに盛り上がっています。みなさん、テストについて読んだのでしょう。このマシンについての公式写真は、近日中に出ることはありません(ごめんなさい!)でも、TMGで設計・製作した1.6リットルターボエンジンは既に発表していますので、このエンジンの写真を改めてごらんになってみてはいかがでしょう?」

 なお、オートスポーツNo.1377では、『もう一度、強いトヨタに燃えたい』と題し、近づくトヨタWRC復帰のシナリオと“求められるもの”、そして3年目のWECでの戦いについて特集を掲載している。

オートスポーツNo.1377について詳しくはこちらへ
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