ERCアイルランド:ラッピが今季2勝目、シュコダは1-2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ERCアイルランド:ラッピが今季2勝目、シュコダは1-2

 

 ERC第4戦サーキット・オブ・アイルランド(ターマック)は4月19日、デイ2に設定された8SSを終えてフィニッシュ。初日首位のエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)は、この日もステージベストをさらに3本マークする隙のない走りで優勝、ラトビア戦に続く今季2勝目をマークした。2位にはチーム・シュコダ・オート・ドイッチュランドのセップ・ウィガンが続き、ヨーロッパ屈指の難関ターマック戦でシュコダ勢が1−2フィニッシュを決めた。

「アイルランドで勝つことができて、とてもうれしいよ」とラッピ。「ラリー前は、スタートからリードできるなんて思ってもいなかった。完璧なラリーだった。このラリーでは速さと信頼性がとても重要。万全のマシンプリペアのおかげだ。チーム全員の努力がこの成功を引き寄せた」

 2位に入ったウィガンも、この日はステージウィンを4本奪取し、最終2本前でロバート・バラブル(フォード・フィエスタR5)をかわして2位に浮上。最終的に7.5秒差でバラブルを振り切った。
 
 前戦アクロポリスでのプジョー208T16のERCデビューウィンに続き、ERC2勝目を狙っていたクレイグ・ブリーンは、ラッピに12.6秒差の2位でこの日をスタートしたが、この日最初のSS11に向かうリエゾンでラジエターに不調。水を足しながらSSのタイムコントロールに到着した。しかしSSをスタート後、約3km地点の右コーナー進入でストップ。そのままリタイアとなってしまった。原因についてブリーンは「何が起こったのか、さっぱり分からない」とコメント。「マシンの中で何かが壊れたので、とにかく止まってみたんだ。何かは分からない。すべてのパワーがなくなってしまい、リスタートしようと思ったがマシンが言うことを聞いてくれなかった」

 この結果、ラッピはドライバーズ選手権争いでも、ブリーンをかわしての首位に立った。

 プロダクションカップと2WDカップはそれぞれ、ジョシュ・モファット(三菱ランサーエボリューションIX)、ダニエル・マッケンナ(シトロエンDS3 R3T)が前日の首位を守り切って優勝を果たした。

 今季から始まったERCジュニアでは、チェコのヤン・チェルニー(プジョー208R2)がラトビアに続いて連勝。序盤からジュニア首位、総合でも8位に入る大健闘を見せていたクリス・イングラム(ルノー・トウィンゴR2 EVO)はSS13でクラッシュにリタイアとなったが、19歳という若さで見せた果敢な走りにコリン・マクレー・フラットアウトトロフィーが贈られた。



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